深刻化する医薬品不足、経営難と求人難で相次ぐ診療科の閉鎖、急増する病院の倒産ーーいま、日本の病院診療を取りまく状況はかつてないほど危機的だ。それでも希望はある、と著者は言う。それが「医療ツーリズム」だ。なぜ外国人患者の医療インバウンドが日本の医療を救うのか? 患者の周囲に見え隠れするブローカーとは? 世界に知られた健康保険制度は大丈夫なのか? 国際診療の現場から現役医師が鋭く問う!
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2人に1人はがんに罹り、その75%が65歳以上の高齢者である。今では6割の人々が治癒するが、それでも患者は時として「身体と心の弱者」になってしまう。本書は、がん発生のメカニズムから健康管理、正しい診断と最善の治療、退院後の注意点まで、最新の医学を解説。さらに、高齢がん患者と家族の心をケアするために何ができるか、がんと向き合うための心構えをどう持つか、1万人以上の患者・家族の証言をもとに説く。 □■□目次□■□ はじめに 第1章 高齢がん患者の特徴 1 超高齢社会の訪れ 2 高齢者の定義 3 高齢がん患者の治療 4 高齢がん患者に対する配慮 5 高齢がん患者の心 6 高齢がん患者の療養生活 第2章 がんという病気 1 がんの本態 2 がんの特性ーー浸潤と転移 3 がんの分類 4 遺伝性がん 5 小児がんとAYA世代のがん、希少がん 第3章 健康管理とがん対策 1 がんとの闘い全経過 2 がんの予防ーーゲノムを守る 3 がん検診と特定健診 4 日常診療 第4章 がんと心 1 心を支える闘い 2 深刻な事態に直面したときの心の動き 3 がん治療を受ける患者の心 4 「がんの社会学」研究 5 苦痛・悩み・負担を聞き取る 6 生きる意味ーー「生き甲斐」と「生かされ甲斐」 7 現代の死生観 第5章 治療の準備 1 病院の選択 2 医療スタッフとのつきあい方 3 確定診断への道すじ 4 治療方針の決定 5 インフォームド・コンセント(説明と同意) 6 治療法の選択に迷ったとき 7 セカンドオピニオン(第二の意見) 8 患者支援団体・患者会 第6章 治療の実践 1 集学的治療と標準治療 2 がんの手術療法 3 がんの放射線療法 4 がんの薬物療法 5 がん薬物療法による副作用ーー臓器障害 6 がん薬物療法による副作用ーー全身症状 7 苦痛を和らげる治療・ケア 第7章 初期治療後の診療と暮らし 1 経過観察期への移行 2 自分の暮らしを取り戻す 第8章 進行・再発がんの治療 1 進行・再発がん 2 薬物療法 3 標準治療が困難な場合 4 症状緩和と終末期の治療・ケア 5 やるべきこと、やりたいこと、やれること 6 患者から学んだこと 第9章 がんと情報 1 患者・家族のための情報 2 民間療法・健康食品 第10章 がんと暮らし 1 暮らしを守る 2 家族・周囲との絆 3 経済的負担 4 仕事の悩み 5 行政による医療福祉サービス 第11章 家族の役割と心構え 1 身体と心の弱者 2 家族の心構え 3 最期の看取り おわりに 文献
医療技術は着実に進歩し、難病治療も可能になった。セカンド・オピニオンやインフォームド・コンセント、情報開示やAI活用もいまや当たり前だ。にもかかわらず、患者の不安が一向に減らないのはなぜなのか。現場で感じる「高邁な理想論」と「非情な現実」との乖離、そしてその狭間で治療を続ける臨床医の本心とはーー。患者やその家族と対面する診察室では語りえない医師たちの苦悩、医療の実情を鋭く切り出す。
移植臓器は、腎臓・心臓・肺・肝臓・膵臓・小腸etc. 治らぬ病を抱え、臓器移植の道を探る患者は多い。しかし移植用臓器は世界的に不足し、殊に日本ではまったく足りない。 例えば腎臓は国内で希望しても15年待ち。その間に多くの患者が死に至る。 いきおい患者は海外渡航移植の斡旋業者に接触。が、それは世界中ほぼ全面的禁止の臓器売買である確率がきわめて高い。手術は衛生状態さえ保証されず杜撰で、結果は一か八か。 貧しい国々の臓器を求め彷徨う患者と、数千万円を要求する業者。背後には国際組織。 そんな中、逮捕された業者・菊池仁達は悪魔の手先か、それとも患者たちの英雄かーー。
病棟勤務って、どういう仕事? 救急外来って修羅場なの? ほぼ「女の世界」で、何と闘っているの? どうやって一人前になるの? 医師にイライラするときって? 患者を前に、何を考えているの? セクハラと恋愛事情は? 病院の怪談に脅える? 手術中は何しているの? 10刷となった中公新書ラクレ『開業医の正体』(松永正訓著)、待望の姉妹編。一人の看護師が奮闘する日々を追いかけ、看護師のリアルと本音を包み隠さず明かします。 ★話題沸騰! 10刷、中公新書ラクレ『開業医の正体』(松永正訓著)、待望の姉妹編
「がん闘病」のホンネとヒントが満載 意外となかった! 「おひとりさま」による 「おひとりさま」のための 新しい時代の「がん闘病記」 59歳、独身、末期がんの医療ジャーナリスト。 家事は全て自分でこなし、仕事を変わらず続け、趣味や海外旅行も楽しんでいる。 いつかはやって来る最期の瞬間まで、自分のことは全て自分で決めたい。 悲愴感ゼロ、前向きな気持ちになれる、新しい時代の「がん闘病記」。 ●本書より おひとりさまの末期がん患者である僕は、身の回りのことを自分でしなければならない。 これは一見面倒に見えるが、じつはありがたいことだと思っている。 家族がいて、周囲に甘えられる環境だと、自分ですることが減って時間が余るので、その時間を利用してメソメソするようになるだろう。 周囲もそんな患者に同情してメソメソするので、患者の周辺はメソメソで充満することになる。 おひとりさまは、最期の瞬間まで自分で決断していかなければならないので、忙しくてメソメソしている余裕がない。落ち込んでいるヒマはないのだ。 ●目次 この1冊で「がん闘病」の流れが全てわかる 第1章 検査がこわい 第2章 後悔しない医師選び 第3章 手術をためらう 第4章 心身と生活の変化 第5章 治療にかかるお金の真実 第6章 最新医療との付き合い方 第7章 抗がん剤がこわい 第8章 終活がはじまる 第9章 おひとりさまの死に場所選び
アベノミクスの裏側でーー精神科医と患者の対話 アベノミクスのブレーンとして知られる経済学者の浜田宏一氏。その活躍の裏側で長らく躁うつ病に苦しんできた。さらに回復の途上、実の息子を自死で亡くす。人生とは何か。ともにアメリカで活躍する小児精神科医の内田舞氏を聞き手に波乱に満ちた半生を語る。 ◎著者プロフィール 内田舞(うちだ・まい) 小児精神科医、ハーバード大学医学部准教授、マサチューセッツ総合病院小児うつ病センター長、3児の母。2007年北海道大学医学部卒、2011年イェール大学精神科研修修了、2013年ハーバード大学・マサチューセッツ総合病院小児精神科研修修了。日本の医学部卒業者として史上最年少の米国臨床医。著書に『ソーシャルジャスティス 小児精神科医、社会を診る 』(文春新書)、『REAPPRAISAL 最先端脳科学が導く不安や恐怖を和らげる方法』(実業之日本社)、『まいにちメンタル危機の処方箋』(大和書房)。 浜田宏一(はまだ・こういち) 1936年生まれ。アベノミクスのブレーン。元内閣官房参与、イェール大学タンテックス名誉教授、東京大学名誉教授。専攻は国際金融論、ゲーム理論。主な著作に『金融政策と銀行行動』(共著、東洋経済新報社)、『国際金融の政治経済学』(創文社)、『エール大学の書斎から』(NTT出版)、『アメリカは日本経済の復活を知っている』『21世紀の経済政策』(ともに講談社)。
潜在患者は1,000万人以上。 それは、「●●●」な疾患! (答えは本書に) アレルギーだと誤診、喘息だと過剰治療、気にしすぎだと放置……。 社会に誤解され、医療から無視されがちな“ナゾの病”がよく分かる! 近年、全世界的に患者数が急増している「化学物質過敏症」。 現在の患者数は約120万人で、潜在患者は1,000万人以上とも言われています。 誰にでも発症の可能性があり、一度罹患すると日常生活や社会活動に著しく支障をきたすにもかかわらず、症状が多岐にわたるためアレルギーと誤診されたり、気にしすぎだと放置されたりしがちなのが実情です。 本書では、この疾患の臨床および研究に第一線で携わる医師が、医学的エビデンスに基づいた最新の知見や治療法を解説。 この“よく分からない疾患”の正しい理解、正しい受診、正しい解決へとつなげます! 【目次】 はじめに 第1章 誤診・過剰治療の真実 第2章 化学物質過敏症ってどんな疾患? 第3章 合併しやすいアレルギー以外の疾患 第4章 診断と対策 第5章 診療現場の現状と問題点 第6章 最新の研究事情とこれから おわりに
著者の樋口は、50歳で「若年性レビー小体型認知症」と診断されたが、41歳の時にうつ病と誤診されて治療で悪化した経験がある。この本では、この病気に精通する内門医師と、この病気の早期発見のポイント、幻視や睡眠障害への対応、薬についての知識や治療で気をつけること、アルツハイマー病との違い等、ケアする側や高齢化社会では誰もが知っておくべきことを徹底的に語る。「認知症になったら人生終わり」ではなく、希望がある病気であることを伝えたい。
まさかの脳動脈瘤発症、大学病院で働けなくなった著者に残された道は「開業医」だった。貯金少なめ、経営知識ゼロでどうする? 飛び込むとそこは開業医だけが知る医療のワンダーランド。患者の取り合い、鼻血から小児難病まで、クレーマー、高額な医師会費、コロナで収入激減。「よう、儲かってる?」なんて聞かないでーー。医師の実力とは、と問い続けながら日々奮闘する舞台裏を、ユーモアを交えて明かす。
カイロプラクター・医学気功師である著者自身が悩んでいたひどい「ひざ痛」を劇的に改善。クリニックに来院した患者を100%治した「ある方法」を、ひざ痛に悩むすべての人に伝える大人気ロングセラー『どこに行っても治らなかったひざ痛を10日で治す私の方法』に大幅な加筆をして待望の新書化! 「ひざが痛くならない体の動かし方の基本」を、写真や図解満載でわかりやすく徹底解説します。 発売:ワニブックス 発行:ワニ・プラス
この病院でいいのか? この治療法でいいのか? 受けている治療がうまくいっていない気がするが、誰に相談すればいいのか? がんと診断された日から、患者と家族には山のような不安が押し寄せます。その不安に寄り添い、多くの患者と家族を治療・ケアしてきたがんの名医は、「治療の効果が上がりやすい患者さんには、多くの共通点がある」と言います。それは一体何でしょうか? 治療法の選択、医師との関係づくりから、お金の使い方まで、治療の効果を最大限に上げるために患者の側でできることを、親身にアドバイスします。
自分ならどうする!? ゲノム医療時代のがんとの新たな向き合い方、付き合い方 オーダーメイド医療が実現しつつある昨今、患者にとってできるだけよい治療と人生の選択肢とは?ーー20年以上、がん治療の現場と患者を取材し続けてきた著者が数多くの実例から考察。 最新治療の恩恵を取り入れつつ、仕事も人生もあきらめない方法など、100人を超えるがんサバイバー達との対話から得た貴重な知見を伝える。 がんゲノム医療による「プレシジョン・メディシン(精密医療)」が進み、現場も一変した今、患者の本音や選択から、「自分だったらどうするか」という当事者の視点で考え、新たな発見やヒントをつかみとってほしいーーがん闘病者から、がん検診受診者まで、がんに無関心ではいられない人たち必読のルポルタージュ。
いまだに後悔しながら死んでいく患者が後を絶たないなか、臨床の最前線でたたかい続ける著者が告ぐ! 抗がん剤は悪者なの?手術せずに放置した方がいい?放射線治療なら切らずに治せる?緩和ケアは最後の手段?モルヒネで中毒にならない?先進医療は夢の治療法?食事でがんは消える? etc. 外科医と腫瘍内科医の2つの専門性を有する気鋭のがん専門医が、患者や家族を惑わせるエセ医学・詐欺的医療・インチキ情報を一刀両断! 自身ががんになったとき、愛する家族や友人ががんにかかったとき、賢く主治医を選び、賢く情報を選択して、賢い患者になるための必読書。 臨床の最前線で10年以上にわたり患者と向き合ってきたからこそ伝えたい、最善の治療を選ぶための医学リテラシーをまとめた1冊です。 ※本書は2016年に刊行した『大場先生、がん治療の本当の話を教えてください』(小社刊)を大幅に加筆・修正して新書化したものです。
病院や薬局の明細書には何が書かれているのか? 生活習慣病の医療費は、なぜ同じ症状、同じ年齢で3倍から5倍も異なるのか? 毎月通院する患者と3カ月に一度しか通院しない患者で、治療成績に差はあるか? 25年間、61万人、1350万回の電子カルテの統計分析から、 日本の医療費と医療サービスの実態を明らかにする。 〇私たちが消費者として購入している医療サービスの価格は、どのように形成されているのか、私たちが支払っている医療費に見合うだけの受益を得られているのか? 本書は、生活習慣病患者の膨大なカルテデータを統計解析した研究をもとに、医療費の実態を一般読者向けにまとめるもの。 ○高血圧、糖尿病、脂質異常症は、以前は三大成人病、今では生活習慣病と呼ばれ、日本の医療費の1割強を占める。生活習慣病はガンのようにすぐに死に至る病ではない。初期には自覚症状がなく、医者に薦められるまま長期にわたって薬を飲み、受診を繰り返すことになる。本書の分析は25年間、のべ61万患者、1350万受診の電子カルテのビッグデータをもとにしており、これだけの規模の分析は国内では例がない。
先端医療を誇る日本で、糖尿病患者とその予備軍の合計は2000万人、中高年の3人に1人が該当し、その数字は年々増加している。なぜ医療が発達している日本で、糖尿病患者は増え続けるのか。現代の糖尿病治療の真実と問題点について、2型糖尿病患者の脱インスリン率100%の実績を持つ内科医が解説。実際の治療例も紹介しつつ、薬や医者に頼らず血糖値を下げる方法や、薬を卒業できるようになるための道筋を伝える。
病名よりも診断よりも大切なのが治療です。症状の原因が分からず、診断名も与えられない…ということでいろいろな病院や科へ回る患者さんがいます。それは間違っています。症状が起きている仕組みやメカニズムが推定できれば治療はできるのです。では医者はそのために患者の何をみているのか?プロ診断医が行う病態把握のための四次元思考をお見せします!