駅前商店街の目立たない場所にひっそりと佇む、町の不動産屋。ガラス窓には不動産物件のチラシが貼られ、中をのぞくとおじさんが暇そうに新聞を読んでいる…。けれど駅前のそんな不動産屋は、町の中でしっかりと根づいて商売をしています。実は、彼らこそが不動産の本質をしっかりと理解しており、不動産がいかに信頼に値するものであるかを、よく知っ ているのです。金融商品や預貯金、債券があなたに背いても、けっして裏切らないのが土地。土地の値段が上下するカラクリを知れば、不動産の持つ不思議な魅力がわかってきます!
ビジネス の新書一覧
関心のあるテーマから
各テーマの新書一覧へ。ほかの分野の本も含みます。
この45年間で客室数が33倍に急拡大したホテル業界。成長を支えたのは、日本で生まれて独自の発展を遂(と)げたビジネスホテルでした。 なぜビジネスホテルは、拡大しつづけるのでしょうか。 宿泊料金の定価という負のスパイラルに打ち勝つべく、各社はサービスを競い合い、ライバルとの差別化を図りました。 本書ではその実態に迫り、ビジネスホテルがなぜ「おいしい商売」な のかを明らかにしていきます。あわせて、ホテル業界の内幕に詳しい立場から、日本のホテルの現状を分析。 「また来たい」と思わせるための秘められた企業努力を紹介しています。
不動産の動きを見れば、日本経済がわかる! 都心部の地価は反転上昇の兆しを見せ、長引く資産デフレにも終止符が打たれつつある。 金融緩和政策で溢れかえったマネーが、行き場を求めて土地と不動産に流れ込んでいるためだ。 かつて不動産は、読んで字の如く「動かすことのできない資産」だった。だが、証券化の手法が導入され、J-REITの普及とともに、バーチャル化、流動化が進みつつある。 資産の少ない個人も不動産の一部所有が可能になったことのインパクトは大きいといえよう。 経済が拡大するとき、日本ではまず不動産が動く。業界に精通する著者が豊富な事例を元に解説する、不動産の現状と近未来。
2014年の訪日外国人(インバウンド)は、3年前の倍以上だった。2015年には1500万人の大台に達するはずだ。 彼らが落とす金も凄まじく、年間2兆300億円。旅行費用の他、多くが「爆買い」に費やされ、不動産投資も旺盛だ。 訪日外国人客の激増は日本経済の救世主であると共に、やがて2000万人となる彼らの行動が、日本を変えてゆく。 日本が生まれ変わる起爆剤=訪日外国人を考える一冊! 目次 第1章 増加が止まらない訪日外国人客 第2章 ホテル業界の異変 第3章 訪日外国人客の日本での生態 第4章 受け入れ側の課題と解決策 第5章 地方創生の切り札として 第6章 日本再生の切り札として
現在のエネルギー供給は化石燃料に頼っているが、再エネを利用するエネルギートランジションがいま急速に進んでいる。経済安全保障が重要になるなかで、化石燃料の偏在を前提とした地政学はどう変わるのか。水素エネルギーはどれほど有望なのか。日本の戦略はどうあるべきか。エネルギーをめぐる新たな地政学がここに幕開けする。
「サナエノミクス」とは、高市早苗総理が提唱する経済政策の通称である。安倍晋三元総理の「アベノミクス」を継承するものと喧伝されているが、サナエノミクスは史上最悪のエネルギーショックに襲われている日本の状況を、さらに悪化させるであろう。株価が史上最高値を記録しているのに、なぜ国民生活は苦しいのか。偽りの好景気「サナエノミクス」の正体を、100以上のグラフや公的データを用いて明らかにする。
※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 【「勝負」を支配する数の法則がある!】 胴元はなぜ、「必ず儲かる」のか? 確率論で解き明かす「巧妙なからくり」 パチンコ店はなぜ、たまった玉を「いったん換金しろ」と言うのか? 「本命」と「大穴」、どちらで勝負すべきか? 「必勝戦術」のあるゲームとないゲームはどう違うのか? カタそうな馬券に全額賭ける「複勝転がし」こそ負けへの近道!? じつは「不確定要素が少ない」ギャンブルで、確率・統計の知識に基づく「期待値的に正しい」賭け方の科学を徹底伝授! 破滅しない楽しみ方も教えます! 【もくじ】 第1章 ギャンブラーの誤謬──「確率論の罠」にハマるからくり 確率論は「直感を裏切る」/「偶然」は必ず起こる/ギャンブルから確率論が生まれた ほか 第2章 「胴元の収益構造」のからくり──期待値と控除率 多くの人が犯す間違い/日本の公営ギャンブルの控除率は高い…あまりにも!/期待値の高い賭けのほうがお金が減る? ほか 第3章 ルーレットに「流れ」はあるか──「独立事象ゲーム」のからくり ギャンブルにおける「流れ」とは/ルーレットの期待値は「不変」 ほか 第4章 ブラックジャックの必勝戦術──「従属事象ゲーム」のからくり BJの戦術/「基本戦略から逸脱する人」の考えること/期待値が100%を超える! ほか 第5章 大数の法則──ギャンブラーに「負け」をもたらす数学のからくり 競馬で「必ず負ける」人/「負けを早める方法」 ほか 第6章 スポーツ・ベッティング──「オッズ」作成のからくり スポーツ・ベッティングがギャンブルの中心になる時代/マネーラインとポイントスプレッド/数値化できない要素 ほか 第7章 賭け方の科学──「コマの上げ下げ」のからくり 「勝ち組」でいたいなら/勝負哲学の共通点/コマの上げ ほか 【著者紹介】 谷岡一郎(たにおか・いちろう) 1956年、大阪府生まれ。学校法人谷岡学園理事長・大阪商業大学学長。IR*ゲーミング学会会長。慶應義塾大学法学部卒業後、南カリフォルニア大学行政管理学部大学院修士課程修了。同大学社会学部大学院博士課程修了(Ph.D.)。専門は犯罪学、ギャンブル社会学、社会調査方法論。趣味は囲碁、パズル。おもな著書に『ペンローズの幾何学』(共著、講談社ブルーバックス)をはじめ、『「社会調査」のウソ』(文藝春秋)、『ツキの法則』(PHP研究所)などがある。 ※本書は、2001年刊行のブルーバックス『確率・統計であばくギャンブルのからくり』に加筆・修正し、改題したものです。
意見の違う部下を潰そうとしてくる上司、依存しながら攻撃してくる後輩、上司と先輩で言うことが真逆ーー。このような重層的なストレスが常態化した現代の職場は、従来のメンタル対策だけでは乗り切れない。「限界職場」を生きる私たちには、危機を前提にした戦略が必要だ。折れにくい心の育て方、状況を無理なく望む方向へ近づける技術、相手の反発を招かず提案を通す言い回し、信頼を築き対立をほどく方法……。旧ユーゴ紛争や原発事故、新型コロナウイルス感染症危機などの緊急事態対応を支援してきた保健学博士が、自分を守りながら現実を動かすための具体的な行動指針を解説する。
書店には「老後破綻」「2000万円必要」「資産運用しないと危険」など、“恐怖”を入り口とした老後本があふれている。しかし実際には、60歳前後から幸福度は上昇し、働き方・人間関係・お金の使い方も「軽く」「楽に」なる人が多いと統計が示していると著者は指摘。「老後は不安」というイメージの多くは“思い込み”に過ぎない。本書はその事実を、生活実態データ、ファイナンシャルプランナーとしての知見を踏まえて体系的に示し、「必要以上の不安を持つことこそがリスク」であることを伝える。そして、「不安から解放される方法」「減らない財布の作り方」「お金の心配を減らすシンプルな仕組み」を定年前後の読者に向けてわかりやすく提示する。
「どんな仕事をしたいか」と尋ねるなど、若手と丁寧に接する職場が増える一方で、「やる気のない若者」をイメージさせる「静かな退職」という言葉が注目されている。なぜか? そのような現実をふまえた若手の育成問題への解決策を提示する。
東京23区の新築マンション価格は10年で2倍。 資材価格の高騰がさらなる追い打ちをかける。 もはや、普通の社会人には家を買えないのか。 その深層に、取材記者が迫る! 「なぜ、私たちは働いても家を買えなくなってしまったのかーー この問いに対して、記者として見聞きした取材結果をまとめ、現在の日本で何が起こっているのかを共有できればという思いで筆を執った」 ーー本文より 【本書の主な内容】 ー勃興する「タワマン転売ヤー」 ー奔流するチャイナマネー ー「日本で一番警察官が来るマンション」 ー集結する「タイガー・マザー」たち ー地方にも「ローカル億ション」の波 ータワマンを次々引っ越す「空中族」 ー悪質な事業者の「稼ぎ場」に ー家賃が上がると、極右支持者が増える ー狭小住宅に住む事情 ー高級老人ホーム戦国時代が到来 ー五輪跡地が転売合戦の舞台に ー「地味駅」の変貌 ー二度と市場に出てこない超一等地 ー「荒川を越える」挑戦 ージャイアンツ選手の成長を見守れる部屋 ー住宅価格高騰が招く人手不足 ー「母になるなら、流山市。」 ーたそがれのニュータウン <目次> 第1章 住宅価格高騰の「犯人」を追って ー「億り人」が続出する湾岸タワマン ーパワーカップルが破壊する「8000万円の壁」 ー「タワマン転売ヤー」の勃興 ー「もう建てられない」、建築コスト上昇と仁義無き土地争奪戦 ほか 第2章 奔流するチャイナマネーの虚実 ー五輪村跡地に生まれる中華経済圏 ー教育熱が盛り上げる文京区ブーム ーチャイナマネーは日本人から家を奪ったのか ードル建てで割安な日本のタワマン ほか 第3章 膨張する富裕層マーケット ー地上300メートルの天空の邸宅 ー水面下で売られる「10億ション」 ー地方に広がる「ローカル億ション」ほか 第4章 ポスト・タワマン時代の選択肢 ー「現実解」としての狭小戸建て ー「合理的に考えて埼玉」、郊外へ向かう30代 ー「ババ抜き」懸念も、じわり広がる定借マンション ほか 第5章 老いる国の暮らしの未来 ー終の棲家は5億円、高級老人ホーム戦国時代 ー自宅を換金、広がる老後の資金調達 ー黄昏れのニュータウン ほか 第6章 働いても家を買えなくなった世界で ー国境を越える住宅難への怒り ー「普通の人」が住めない東京に ー家を買えなくなった世界で幸せに暮らすために ほか
コト消費、性的消費、応援消費、体験消費、トキ消費…… 次々と生まれる新たな「●●消費」によって、私たちは新しいビジネスの形を理解したり、議論されるべき社会問題の存在を知ったりする。 しかし、そこで〈消費〉はあまりに融通無碍に、あるいは単に自説を知的に見せる。 語彙として使われている可能性はないのか。 そして、かのボードリヤールはなぜ〈消費〉を一つの神話と見なしたのか。 1980年代から現代まで、〈消費〉をめぐる語りの謎を鮮やかに論じ、終わらない「神話」を終わらせる。 【目次】 序 章 〈消費〉を知ってはいるけれど 第1章 コト消費の時代ーー曖昧な〈消費〉の居場所 第2章 性的消費をめぐる謎ーー失われているものの在処 第3章 応援消費の論理ーー消費が変えるのは自分か社会か 終 章 〈消費〉という謎からのエクソダス
相続専門税理士として、3万件を超える人生の締めくくりに立ち会ってきた著者は、「もっとお金を残せばよかった」と悔やんでいる人は意外に少ないといいます。多くの人に共通するのは、「お金の使い方を間違えた」「もっと自分のためにお金を使えばよかった」「もっと人のためにお金を使えばよかった」という3つの後悔。老後資金や健康面ののことを考えると、お金をため込みたくなる気持ちはわかります。しかし、人生には期限があります。そして、お金にも使いどきがあるのです。では、「いい人生だった」と言える人は、どんなお金の使い方をしていたのでしょうか?相続現場で見えてきた事実と、多くの人から得た人生の教訓をもとにまとめた、「人生最後のお金の授業」をお届けします。
電子版は本文中の写真を多数カラー写真に差し替えて掲載。 1968年に創設されたノーベル経済学賞。 当初は計量経済学や一般均衡理論の構築など、手法確立への基礎理論への貢献に授与されることが多かった。 70年代には新自由主義を標榜するシカゴ学派が席巻。 その後はゲーム理論や行動経済学、さらには貧困問題や気候変動など幅広い実証分野に授与されるようになった。 サミュエルソンからフリードマン、ナッシュ、スティグリッツ、アセモグルまで、44人で現代経済学の潮流を一望。 □ ■ □ 目次 □ ■ □ 前書き 序章 経済学の神々の黄昏ーースミスからケインズまで 第1章 ノーベル経済学賞の誕生ーーフリッシュ、サミュエルソン 第2章 ミクロ経済学の新展開ーーヒックス、アロー、ナッシュ 第3章 マクロ経済学の新展開ーーソロー、ルーカス、プレスコット 第4章 計量経済学の説明する力ーークライン、ヘックマン、シムズ 第5章 シカゴ学派の反ケインズ革命ーーフリードマン、スティグラー、ベッカー 第6章 金融経済学の功罪ーートービン、マーコヴィッツ、ショールズ 第7章 国際経済学の巨星たちーーオリーン、マンデル、クルーグマン 第8章 情報経済学の説明する力ーーアカロフ、スティグリッツ、ティロール 第9章 市場と組織の経済学のはざまーーコース、ウィリアムソン、ハート 第10章 社会経済学が見据える射程ーーミュルダール、ハイエク、セン 第11章 歴史と政治の経済学との交差点ーーノース、シェリング、ディートン 第12章 市場を設計する経済学ーースミス、ヴィックレー、ロス 第13章 行動経済学の下克上ーーサイモン、カーネマン、セイラー 第14章 21世紀のミクロ経済学ーーインベンス、デュフロ、ゴールディン 第15章 21世紀のマクロ経済学ーーノードハウス、バーナンキ、アセモグル 第16章 ノーベル経済学賞の忘れものーーハロッド、森嶋通夫
ビジネスエリート必読の最新地政学講義! 激化する米中対立、AI・スマホが戦場にーー。 元国家安全保障局長・北村滋氏の最新作は、インテリジェンスの核心に迫ったビジネスエリート必読の1冊です。 ●第1章 「見えない戦争」ーーインテリジェンスが戦争を決める 《現実を直視する第一歩として、先ずは現代の戦場で何が生起しているのかを明らかにしなければならない。火力の応酬などのキネティック(物理的、動力学的)な戦闘に先立ち、勝敗を決しているのは「知」の攻防である。本章では、ウクライナ、ベネズエラ、ガザ、そしてイランにおける最新の戦訓からインテリジェンスが現代戦をいかに駆動しているかを描き出す。》 ●第2章 勢力圏思想の復活ーー米中大国間競争の本質 《インテリジェンスによる「見えない戦争」における優位は、単なる戦術的勝利にとどまらない。それは国家自らの生存空間、すなわち勢力圏を確保し、維持するための前提と言える。本章では、大国間競争の深層に踏み込み、スパイクマン的リアリズムへ回帰した米中両国による勢力圏再編の力学を分析する。》 ●第3章 経済安全保障と企業インテリジェンス 《我が国が戦後最も厳しい安全保障環境に直面する中、有事と平時の境界は曖昧となり、安全保障の主体は国家から民間へと拡大している。世界経済がグローバリゼーションからデリスキング経済へと移行することに伴い、国家の安全保障政策はミクロ経済の主体である企業にまで深く浸透しつつある。本章では、このマクロの構造転換が、企業の構造や行動に具体的に如何なるインパクトを与えるのかという現代的課題について、企業とインテリジェンス、グリーン経済安全保障、M&Aという多角的視点から論ずる。》 ●第4章 テクノロジーと主権ーー決定の自律性 《企業がインテリジェンス能力を涵養すべき対象は、M&Aやサプライチェーン領域に限定されない。国家と企業の意思決定を根底から支え、一方において最大の脆弱性をもたらしかねないのが、サイバー空間とAIである。本章では、我々の掌にあるからスマートフォンから国家中枢を与るガバメントクラウドに至るまで、テクノロジーがいかに「主権」概念を再定義しているかを説き明かす。》 ●最終章 日本はこの大競争の時代をどう生き延びるかーーレアルポリティークと我が国に求められる戦略性 《インテリジェンス、勢力圏、企業防衛、そしてAI。これら「見えない戦争」の全貌を俯瞰したとき、我が国に突きつけられているのは、決定の自律性という「主権」をいかに維持するかという重い問いである。本章では、これまでの議論を総括するとともに、「縁辺部(リムランド)における紛争の時代」に我が国が「戦略国家」として生き残るための道筋を呈示したい。》 この「見えない戦争」の時代を、いかに戦略的に生き抜くか。本書はその羅針盤となるはずです。
毎日の会話を記録すれば、あなたの最高の武器になる! あなたが毎日何気なく交わしている会話をすべて記録し、AIに分析させるーーこの簡単な行為の積み重ねが、ビジネスに驚くべき変革をもたらします。会話のアーカイブさえあれば、従来あなたが独力で立ち向かっていた問題も、過去の類似事例と照らし合わせての集合知や、マニュアル化されていない職人の暗黙知の助けを得て簡単に解決できるようになります。会話データベースの集積によるこの革命は、「会話資本主義」と呼ぶべき新時代の幕開けです。AIがもたらした会話の集積・分析・活用の変革を最大限に活用するのが、本書で説く会話資本主義です。 *以下、本書目次より抜粋 まえがき 毎日、あなたの会社では「黄金」がドブに捨てられている 第1章 会話資本主義の理論的基盤 言葉・行動・思考の資本化 第2章 実証プロジェクト:会話採掘のインフラ コモディティ化する「魔法」 第3章 論理編:会話資本主義の科学的根拠 経営学が証明する「必然」 第4章 会話資本を育てる組織デザイン 第5章 実践編:ログ経営の現場 ストーリーで見る資本化の威力 終 章 会話から全行動へーー日本再興のラストチャンス あとがき
食品から日用品まで、何もかも驚くほど高くなった。 スーパーで目にする野菜の値段が少しずつ上がっているなと思っていたら、「令和のコメ騒動」が起き、同じ価格でも内容量を減らす「ステルス値上げ」が普通になった。 長く続いたデフレの時代が終わり、生活必需品の値上がりが、暮らしを直撃している。 その分賃金などの収入が上がっていればいいのだが、一向にその実感はない。賃金の上昇率から物価の上昇分を引いた「実質賃金」は4年近くもマイナスが続いていることが示すように、その実感は、統計にもはっきり表れている。 物価上昇のしわ寄せが、暮らしを直撃しているのだ。 いったいなぜこんなことになってしまったのか。 急激な円安によって輸入品やエネルギー価格が上がったためなのか。 企業が値上げで儲かった分を労働者に還元せず、「内部留保」として貯めこんでいるためか。 日本人の働き方は効率が悪く、「労働生産性」が低いためか。 各企業の労働組合の交渉力が弱く、大企業の言うがままになってしまっているのか。 本書では、こうした俗説を一つひとつ検証し、その当否を探っていく。 もう一つ、いま労働の現場でもっともよく聴かれる言葉が「人手不足」である。 とくに飲食や宿泊などのサービス業では、客を集める人気店でも人出が足りないために接客ができず、予約を断るケースもある。 また、介護や医療などの現場の人手不足も深刻で、外国人材の手を借りないと維持できないことがはっきりしている。 なのになぜ、賃金は上がらないのか。 第一線の労働経済学者として活躍する筆者は、物流や運送業界などの現場の声を聴き、その実態を見ることから、日本の賃金が上がらない本当の理由を明かす。 人手不足に悩む労働の現場では、いままで8人で担っていた仕事を7人で回し、同レベルの成果を出す「効率化」を進めてきた。 しかし、現場の労働者の献身的な努力や「カイゼン」によって「効率化」すること自体が、実は、日本の低賃金を固定化している可能性がある、と筆者は言う。 それはいったいどのようなメカニズムによって起こっているのか。 緻密なフィールドワークを基礎とする研究を重ね、日本の低賃金の謎に真正面から挑んだ、画期的な論考。
急激な人口減少でも、いまだタワマン作って空家増やし、新幹線あるのにリニア走らす、チグハグ・アベコベ・トンチンカン。すっとんきょうな政策連続で無駄の極み。しっかり目ん玉おっ広げて人口減少を見通せば、街も田舎も経済めぐり、誰にも役割が生まれ、誰もが必要になる時代を選べちゃう。米を自給し、NPOや宿を営み、露店で調理し、大学講師もする“半農半マルチワーカー”の著者が、誰も想定しなかった「未来」を記します。