音楽とは何か。空気のように当たり前すぎて、考えたことさえないかもしれない。だが、巷で聴かれる音楽の「進化」の過程を辿ってみると、科学、哲学、ココロの領域に跨って鳴り響いてきた芸術の、新鮮で豊潤な世界が見えてくる。直立二足歩行を始めた人類と音楽の起源から、劇的な革命をもたらした天才たち、そしてAIによる未来図まで。数万年にわたる旅のハイライトを作曲家の視点で語りなおす、まったく新しい音楽史。
芸術 の新書一覧
「異端にしてど真ん中」の傑作群を世に放ち、比類なき地平を切り拓いてきた星野源。しかし、その表現は音楽・演技・文筆など多岐にわたるため、誰もまだ全体像を語り切れていない。なぜ〈生まれ落ちた日から よそ者〉と歌うのか? どんな文化的影響を受けたのか? 生死を彷徨い、絶頂と奈落の先で摑んだものとはーー。二人の論者が、「芸能史」から創造の源泉を探り、“アナーキーなポップスター”の神髄に「音楽批評」で迫る。
ビバップから,クールジャズ,ハードバップ,モードジャズ…….モダンジャズを革新し続けたマイルス・デイビス.頻繁に変化を遂げるアコースティック時代のデイビス・バンド特有のサウンドを,四人のピアニス,レッド・ガーランド,ビル・エヴァンス,ウィントン・ケリー,ハービー・ハンコックを手掛かりに,捉え直す.
キング・オブ・ポップ=マイケル・ジャクソン。人類史上最も売れたアルバム『スリラー』を生み出したほか、数々の偉業を成し遂げミュージックシーンに欠かせない存在となった。しかし、2009年に50歳という若さで惜しくもこの世を去る。今年で没後17年。そして6月12日より伝記映画となる『Michael/マイケル』が公開される。この公開を記念してマイケル・ジャクソンの歴史を辿りながらその魅力に迫る。マイケル・ジャクソンが亡くなってから生まれた子供が新成人になろうとしている。彼を知らない世代も増えた。そんな人たちにも響くようマイケル・ジャクソンのかっこよさを伝えたい。マイケル・ジャクソンが駆け抜けた50年を振り返る。 【構成】 巻頭特集:映画『Michael/マイケル』 ヒストリー ジャクソン5からTHIS IS ITまでの軌跡を辿る ディスコ・グラフィ 数々の記録を塗り替えた伝説のアルバムを紹介 クロニクル マイケル・ジャクソンの足跡を年表形式で追う
マイルス・デイヴィスの「ジャズの思考」を徹底分析! マイルス・デイヴィス─〈ジャズの帝王〉と呼ばれた音楽家は、「モードジャズ」を切り拓いた結果、なぜ突然に「電化」したのか。《アガルタ》《パンゲア》を一つの到達点とする「インスタント・コンポジション」という考えに至るまで、数々のスタイルの変節を遂げたのはなぜか。〈帝王〉の謎めいた軌跡を解明する本書は、ライヴ音源やアウトテイク、バンドメンバーやセットリスト、ポストプロダクションの内実を時系列順に検討し、国内外の最新研究を踏まえ、変節ではなく一貫したジャズミュージシャンとしてのマイルスの思考を克明に描き直す。クラシック音楽の最前線でも活躍する著者のもう一つのライフワークであるマイルス研究を、生誕100周年のいま解き放つ! *以下、本書目次より抜粋 はじめに これまでマイルスはどう語られてきたか? 第1章 〜1961年 自由への道、モードジャズという出発点 第2章 1963年〜1968年 柔軟を極めたクインテット 第3章 1967年〜1969年 電化され始めたことで何が変わったか? 第4章 1969年〜1971年 ライヴを再考する 第5章 1972年 《オン・ザ・コーナー》は何を変えたか? 第6章 1972年〜1975年 自由と洗練のはざまで揺れ動く おわりに
なるほど! この絵がなぜ名作なのか、 ずばり納得の入門書 名画の前に立ってもイマイチ響かないあなたに! 美術の味わい方なら達人に聞こう! 長谷川等伯、狩野永徳、伊藤若冲、葛飾北斎……日本美術の超有名作品を取り上げ、美術界の第一人者たちが深く、わかりやすく教えてくれます。 「何を見るのか」「なぜそれが大切なのか」を、納得できる豊かな美術鑑賞を開く夢の入門書。 人気アートブロガーが達人たちと深掘りする いちばんわかる日本美術入門書 作者名や時代、技法、国宝かどうかーーそうした情報は作品を理解する手がかりになりますが、それだけで作品の前にいる時間が豊かになるとは限りません。日本美術を「正しく理解する」ための教科書ではなく、どう見れば面白くなるのか、どこに注目すれば作品が語り始めるのか。専門家が長年積み重ねてきた「絵を見分ける目」は、鑑賞者の自由をも増やすものです。(「まえがき」より) === 【目次】 まえがき 第1章 黒田泰三先生に聞く 長谷川等伯《松林図屏風》 線の揺れや墨の飛沫に込められた心情を読み解く 第2章 石田佳也先生に聞く 狩野永徳《上杉本洛中洛外図屏風》 桃山時代の天才の素顔と御用絵師集団・狩野派とは 第3章 佐藤康宏先生に聞く 伊藤若冲《老松白鳳図》 過剰すぎる作品世界をていねいに見尽くす 第4章 日野原健司先生に聞く 葛飾北斎《神奈川沖浪裏》 天才の驚くべき仕掛や演出の楽しみ方 第5章 古田亮先生に聞く 高橋由一《鮭》 油彩の幕開けを告げた作品が語る明治の画家渡世 第6章 小林祐子先生に聞く 安藤緑山の象牙彫刻 えっ、作りものなの!? 知られざる明治工芸のすごさ 第7章 安村敏信先生に聞く もっともっと江戸美術 主流から傍流まで、ざっくりつかもう あとがき
なぜ人は芸術に巨額を投じるのか。 なぜビジネスの最前線で、アートが求められるのか。 市場は何に反応しているのか。 そして、芸術の真価とは何か。 「ベネッセアートサイト直島」のプロジェクトを成功に導き、金沢21世紀美術館館長、東京藝術大学大学美術館長を歴任。 アートの真価を問い続ける伝説の美術評論家が、アートを読み解くための「見取り図」を提示する。 AIがすべてを奪ってゆく時代だからこそ、アートに意味がある。
たとえば、ゴジラが街を破壊するシーン。たとえば、エヴァンゲリオンの戦闘シーン。たとえば、『太陽にほえろ!』の犯人追跡シーン。たとえば、セーラームーンの変身シーン……名場面には名曲がつきもの。劇伴とは、映画、TVアニメやTVドラマなどの映像作品にて劇中に流される音楽のこと。本書は劇伴ならではの特徴と魅力を解説した初の入門書。日本の劇伴が独自のスタイルを獲得する経緯を、豊富な実例とともに紹介。世界を熱狂させる日本の劇伴の秘密に迫ります。
なぜ日本の若きピアニストたちは世界を熱狂させるのか 2021年のショパンコンクールを経て、日本のピアノ界はかつてない「黄金時代」を迎えている。本書は、牛田智大、藤田真央、角野隼斗(かてぃん)、亀井聖矢といった、今や世界を席巻する30人の若き才能が歩んできた軌跡、幼少期からのたゆまぬ研鑽、理屈を超えて聴衆を魅了するピアニズムを気鋭の筆致で描き出す。著者はまた、超絶技巧を支える「ピアノ脳」の進化や、師弟・親子間に宿る「量子もつれ」のような深い共鳴を紐解き、彼らが人々を熱狂させる理由を解き明かしていく。伝統を重んじながらも、SNSやジャンルを超えた活動により、既存の枠組みを壊しクラシックを新たな体験へと引き上げる変革の最前線を追う。 *本書目次より抜粋 prologue 1st stage Warsaw Tribe 2nd stage Slavic Dances 3rd stage German Goulash 4th stage Dover Swimming 5th stage Atlantic Crossing 6th stage New York Strut epilogue QRコードで聴く Jピアニスト29 参考文献
クラシックの名曲はウソばかり? ベートーヴェン、バッハ、モーツァルトら巨匠たちの名曲に隠された数々のエピソードとは。最新の音楽学をもとに、通説から解放し本当の名曲を再定義する。初心者がみずみずしくクラシックを楽しむ扉を開く。
ヴィジュアル系とは音楽ジャンルではない。そもそも音楽を表している言葉ではない。 ダークさ、悲愴感、耽美性、退廃的、厨二病……ヴィジュアル系の匂いを感じさせる歌詞とメロディ、サウンドや楽曲構成は確実に存在するが、明確な定義はない。本書では現在まで続くヴィジュアル系の音楽性やスタイルに影響を与えたアーティストが90年代にリリースしたアルバム100枚を丹念にレビューする。90年代前半、バンドブームの余韻からオケバンやらホコ天バンドやらごっちゃに聴いていた世代、そして90年代後半のヴィジュアル系ブーム直撃世代はもちろんのこと、後追い世代にも捧げたい。
トム・クルーズ、自身初のオスカー! 第98回アカデミー賞名誉賞受賞!! トム・クルーズを超えるものは、トム・クルーズしかいない 数々の一流監督を魅了して止まない俳優としての格、命懸けのスタントに宿る身体表現の極致、天才的なセルフプロデュース力、「ミッション:インポッシブル」を世界規模のフランチャイズに育て上げたプロデューサーとしての手腕、そして誰よりも強い映画への愛ーー世界を惹きつけて止まない唯一無二の映画人、トム・クルーズ。本書は、トム・クルーズの「俳優としての卓越性」「ビジネスマンとしてのプロフェッショナリズム」「人間性」という3つを軸として、29年間映画業界に従事し、片時も目が離せない対象としてその存在を追い続けてきた著者が、40年間トップの座に君臨し続けるトム・クルーズの真髄に迫ります。 ーーーーーー 映画評論家・町山智浩、推薦! 誰よりもアカデミー賞に詳しいメラニーさんが誰よりも詳しく、熱くトムクルを論じた! ーーーーーー ーーーーーー 映画は私を世界へと連れて行ってくれます。違いを認め、尊重することを教えてくれるとともに、私たちが共有する人間性、私たちがどれほど多くの点で似ているかを見せてくれる。そして映画館では、出自にかかわらず、共に笑い、共に感じ、共に希望を抱きます。それがこの芸術の力です。だからこそ、私にとって映画は大切なのです。映画製作は私の仕事ではなく、私そのものです ーートム・クルーズ 第16回ガバナーズ賞授賞式 2025年開催/アカデミー賞名誉賞受賞スピーチより抜粋 ーーーーーー ーーーーーー トム・クルーズの功績を4分で話せと言われたが、それはこの街で言うところの“ミッション:インポッシブル”だ ーーアレハンドロ・ゴンザレス・イニャリトゥ (『レヴェナント:蘇えりし者』『バベル』など) ーーーーーー
藤井風、Ado、YOASOBI、米津玄師など、いま世界に進出しているアーティストたち。また、MrsGREENAPPLE、official髭男dism、はたまたB’z、氷川きよし、郷ひろみなど、日本を代表する32人のJーPOPのアーティストたちを歌声の秘密、ことばの使い方、楽曲のこだわりなど、徹底解剖。
「なんだかわからないけど、面白い」はなぜ生まれる? “全身落語家”を標榜しながら、若手芸人の登竜門M1グランプリの審査員を務めた著者は、「ぶっ飛んだ」漫才を高く評価する審査を貫き、いつしか個性派を指す「志らく枠」という言葉まで生まれることにーーランジャタイ、トム・ブラウンを見出した落語家が、超ニッチな若手からレジェンドまで総勢90組を縦横無尽に論評、現代の「お笑い」の真髄に迫る!
名画に隠された「希望」の物語を読み解く! 悲劇の王妃にも、狂気の画家にも、「希望」に溢れた日々があったーー「怖い絵」の中野京子が送る、人間讃歌にして新境地の名画解説。
毎年のように海外の有名オペラ座が来日公演をするなど、日本でも人気が高まっているオペラ。ヨーロッパ最高の娯楽であり教養であるオペラとはどういうものか。日本人に人気の『フィガロの結婚』をはじめ、オペラの主要作品を、その背景にある世界史の流れも踏まえて、わかりやすく解説。その作品を観たことがない人でも、オペラ初心者でも、オペラ愛好者であっても、その面白さ、奥深さを堪能できる一冊。人生を豊かにしてくれる至高のエンターテイメントの神髄をお届けする。
「ミラクル・レスター」、クロップとグアルディオラの登場、ブライトンとパレスのライバル関係……圧巻のボリュームでおくる最終巻!
80年代を代表する2人の歌姫は相反する思想と戦略で、1980年代消費社会を代表するアイドルとなった。当時最前線の作詞家・作曲家たちに触発されて生み出した楽曲を論じ、芸能界にうごめく欲望を見事にかいくぐった2人の闘いを描く傑作評伝に大幅加筆した決定版。