#研究 の新書一覧

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世界一面白い脳の講義 脳の謎を科学で解き明かす

世界一面白い脳の講義 脳の謎を科学で解き明かす

日本神経科学学会

講談社/2026-07-22

脳研究の最先端で活躍する「脳科学の達人」たち13名による、エキサイティングな脳講義! 【最も身近でミステリアスな「脳」の最新研究!】 考える、記憶する、眠る、怒る、喜ぶ、不安になるーー こうした日々の心の動きは、すべて脳の中で起きています。 なぜ、どのように生じるのか?  研究によって、脳のしくみが明らかになってきています。 心のはたらきからうつ病や認知症の予防・治療法、AIを使った能力拡張の技術まで、 第一線で活躍する脳研究者が、その成果を惜しみなく披露! 自分自身の理解が深まり、世界の見え方が変わる、とっておきの脳講義。 ■おもな講義内容 プロローグ 「ヒトの未来」は脳科学でどう変わる? 池谷裕二〈東京大学〉 第1部 おどろくべき「脳の能力」  意識と無意識のあいだ 本城咲季子〈筑波大学〉  脳の「すきま」が生み出す知性 毛内 拡〈お茶の水女子大学〉  「柔軟な脳」のひみつ 中島美保〈理化学研究所 脳神経科学研究センター〉 第2部 脳から生まれる「心」のはたらき  「前向き」の脳科学 ーー逆境の中で希望を支える脳の仕組み 山田真希子〈量子科学技術研究開発機構〉  「攻撃行動」の脳科学 高橋阿貴〈筑波大学〉  「不安」を生み出す脳のはたらき 小泉 愛〈ソニーコンピュータサイエンス研究所〉 第3部 脳から生じる「病」はどこまで治るのか  なぜうつ病になるか、どうやって治すか 小林克典〈和歌山県立医科大学〉  アルツハイマー病は「治る病気」になるか 五十嵐 啓〈東北大学/カリフォルニア大学アーバン校〉  脳回路から見た発達障害 青木悠太〈あおきクリニック〉 第4部 脳科学の可能性は無限大  脳から心を読む ーーブレイン・デコーディング 神谷之康〈京都大学〉  科学者は「信頼できる語り手」か? 神谷之康  人類を「身体の制約」から解放する技術 金井良太〈株式会社アラヤ〉  人工冬眠は実現できるか? 砂川玄志郎〈理化学研究所 生命機能科学研究センター〉 まえがき:林(高木)朗子〈理化学研究所 脳神経科学研究センター〉 あとがき:松元健二〈玉川大学 脳科学研究所〉

南極の氷から探る地球大変動 氷床融解の連鎖はいつ、どのように起こるのか

南極の氷から探る地球大変動 氷床融解の連鎖はいつ、どのように起こるのか

菅沼悠介

講談社/2026-07-22

【直木賞作家 伊与原新氏、絶賛!】 「本書を通じて誰もが南極を探検できる。気候変動をめぐる知の探検だ。 厚い氷も融かす研究者たちの熱量に、未来への希望が見えた。」 近未来、海面上昇で日本の大都市は沈むのかーー 講談社科学出版賞受賞の南極研究者による、至高の科学ノンフィクション! 世界最大の淡水の貯蔵庫、南極氷床。もしすべて融ければ、世界の海面は約58m上昇する。 近未来、温暖化の進行によって「氷床融解の連鎖」が始まりうることが、最新研究で明らかになった。 問題は、それが「いつ」起きるのかということだ。 かつて冒険家たちが目指した未知の大陸・南極は、地球の未来を知るための「研究の場」となった。 過去の氷床変動を紐解き、急激な氷床融解のメカニズム、そして今後の海面上昇の実態に迫る。 ■おもな内容 第1章 融解する南極氷床 ーー動き出した氷の大陸 第2章 世界の果てには何があるのか ーー未知の南方大陸と極点到達レース 第3章 氷床の下には何があるのか ーー近代サイエンスの幕開けと南極氷床の姿 第4章 南極地域観測隊 ーー岩と氷から解き明かす南極氷床の歴史 第5章 地層と氷が語る南極氷床の歴史 第6章 南極氷床はどのように変化してきたのか ーー極限のフィールドワークから探る 第7章 未知の南極氷床融解メカニズムとティッピングカスケード 第8章 南極氷床の不安定化メカニズム 第9章 南極と地球の今と未来 「この話は、遠い極地のできごとと思うかもしれない。しかし、いま南極で起きている変化は、私たちの未来と確実につながっている。そのつながりは、私たちが思っている以上に、すでに現実のものになりつつある」 ーープロローグより

昆虫はなぜ海にいないのか

昆虫はなぜ海にいないのか

朝野維起

筑摩書房/2026-07-09

生命科学の成果から、地球最大の種の謎に迫る。 昆虫は、100万種以上の存在が確認されていて、地球上で最も繁栄している動物とも言われます。しかし、昆虫は海にはほとんどいません。それはいったいなぜでしょうか? 本書では、分子生物学やゲノム科学を含むさまざまな昆虫研究分野の成果を紹介しつつ、この疑問に迫ります。 「本書は、「海にいない理由」を単純に解説する本ではありません。むしろこの問いを入り口として、「昆虫とはそもそも、どのような生き物なのか?」を考えていく本です。そのため、昆虫という存在を現代科学的に捉え直すことに重点を置いています。」 === 【目次】 はじめに 第1章 昆虫の科学 1 マクロな昆虫研究 2 研究手法の発展 3 分類学の革命 4 外骨格そのものに関する研究 第2章 昆虫の誕生 1 昆虫の起源についての仮説 2 海の昆虫、甲殻類 3 原始六脚類は、昆虫未満? 第3章 昆虫を昆虫たらしめるもの 1 そもそも昆虫とは? 2 鍵は外骨格 3 外骨格で起きていること 第4章 昆虫は酸素をどう利用しているのか 1 メラニン合成 2 昆虫のサイズ 3 酸素と外骨格 第5章 昆虫はなぜ海にいないのか 1 水に戻る 2 どのような昆虫が海にいるのか? 3 昆虫が海にいない理由 おわりに 注 索引

ミッドウェイ海戦

ミッドウェイ海戦

大木毅

文藝春秋/2026-06-19

戦史研究の第一人者が日米の世紀の決戦を描く 今、もっとも読みたい軍事史の第一人者、『独ソ戦』『天才作戦家マンシュタイン』の著者、大木毅による初の語り下ろし作品! 太平洋戦争のターニングポイントとなった「運命の海戦」をあらゆる角度から語り尽くす。 圧倒的に有利だった戦いで無残な敗北を喫したのはなぜか。 生き残った海軍士官たちによる周到な「隠蔽工作」によって「神話化」され、真実からほど遠いところで論じられてきたミッドウェイ海戦を、内外のさまざまな史料を駆使し、何がわかっていて、何がわかっていないのか、その研究の最前線を紹介する。 真珠湾攻撃の巨大な勝利によって、“勝利病”ーー驕りと慢心ーーに蝕まれた機動部隊司令部は、危機を示唆するあらゆる兆候を無視し、握りつぶしたまま戦場へと突入した。虎の子の四空母を失うという「すべてが失敗した」海戦は、いつの間にか人間の力を超えた「運命」によって負けたという話にすり替えられていった。 澤地久枝氏の孤軍奮闘によって明らかにされた「運命の五分間」の欺瞞も、海外の最新研究が明かした事実を交えて再検証。 「現代のマハン」と呼ばれる米海軍大学の名教授が「離心的(エキセントリック)」と批判する、目的が分散していく作戦構想の欠陥など、今、わかるミッドウェイ海戦のすべてがここにある!

マイルス・デイヴィス研究入門

マイルス・デイヴィス研究入門

小室 敬幸

星海社/2026-05-20

マイルス・デイヴィスの「ジャズの思考」を徹底分析! マイルス・デイヴィス─〈ジャズの帝王〉と呼ばれた音楽家は、「モードジャズ」を切り拓いた結果、なぜ突然に「電化」したのか。《アガルタ》《パンゲア》を一つの到達点とする「インスタント・コンポジション」という考えに至るまで、数々のスタイルの変節を遂げたのはなぜか。〈帝王〉の謎めいた軌跡を解明する本書は、ライヴ音源やアウトテイク、バンドメンバーやセットリスト、ポストプロダクションの内実を時系列順に検討し、国内外の最新研究を踏まえ、変節ではなく一貫したジャズミュージシャンとしてのマイルスの思考を克明に描き直す。クラシック音楽の最前線でも活躍する著者のもう一つのライフワークであるマイルス研究を、生誕100周年のいま解き放つ! *以下、本書目次より抜粋 はじめに これまでマイルスはどう語られてきたか? 第1章 〜1961年 自由への道、モードジャズという出発点 第2章 1963年〜1968年 柔軟を極めたクインテット 第3章 1967年〜1969年 電化され始めたことで何が変わったか? 第4章 1969年〜1971年 ライヴを再考する 第5章 1972年 《オン・ザ・コーナー》は何を変えたか? 第6章 1972年〜1975年 自由と洗練のはざまで揺れ動く おわりに

『相棒』大全 25周年を迎えた傑作刑事ドラマ大研究

『相棒』大全 25周年を迎えた傑作刑事ドラマ大研究

太田 省一

星海社/2026-05-20

国民的刑事ドラマ25年の全貌に迫る 2000年の2時間ドラマから始まり、今やシーズン24を数える国民的刑事ドラマ『相棒』。本作はいかに誕生し、どのような軌跡を辿ってきたのか。特命係の杉下右京は、なぜ組織で孤立しながらも、揺るぎない正義を貫けるのか。その背景には、主演・水谷豊が演じてきた「孤独な若者」の系譜と、現代社会が抱える違和をとらえる多彩な脚本家たちによる緻密な戦略があった。本書では、杉下右京の特異な人物像から、歴代相棒との関係の変遷、右京らと縁の深い個性的な市井の人びと、さらには傑作回47本の分析まで網羅。テレビドラマ史に燦然と輝く刑事ドラマの全貌に迫り、その魅力を解き明かす決定版! *以下、本書目次より抜粋 はじめに 『相棒』という刑事ドラマの金字塔 1 2時間ドラマから連続ドラマへ〜『相棒』の誕生 2 不良と刑事を演じ続けた俳優・水谷豊 3 『相棒』が刑事ドラマの金字塔と言える理由 第1部 『相棒』の世界を解き明かす コラム1 タイトルバックと音楽 第2部 厳選! 傑作回47本を深掘りする コラム2 意外な出演者 各シーズン解題 主な登場人物、出来事、流れ、特徴など 警察官の階級および対応する警視庁の役職 参考文献 おわりに 変わり者たちの饗宴

性格は変えられるのか - いまの自分を好きになれない人へ -

性格は変えられるのか - いまの自分を好きになれない人へ -

小塩真司

ワニブックス/2026-04-27

ネットの性格診断の結果にがっかりしたら、どうする? 近年、若者を中心に性格診断が流行していますが、診断結果が理想と異なると、「こんな性格になりたい」「自分を変えたい」と願うようになる人は少なくありません。 本書は、性格研究の専門家である著者が「実際のところ、性格は変えることは可能なのか?」という疑問に対して、様々な研究結果からアプローチ。 進学、就職、結婚などのライフイベントによる影響や、性格を変えるための実験結果を紹介。 中には一般的にイメージされるものとは異なる研究結果も示されています。 会社や学校など、何かにつけて自己分析を求められて思い悩む方は原点に立ち戻ることができ、逆に他人を評価する立場の方は新たな気付きを得られる一冊です。

iPS細胞と医療 最新技術でどこまで臓器は治せるか

iPS細胞と医療 最新技術でどこまで臓器は治せるか

高山和雄

講談社/2026-04-22

iPS細胞の研究史から、最新の知見まで 世界的トップランナーによる詳細な解説で 21世紀のiPS医療「革命」を知る1冊 マウスiPS細胞が発表されて20年。 2012年、山中伸弥博士のノーベル・医学生理学賞受賞を経て、 研究はついに再生医療製品の実用化へ駒を進めた。 幹細胞から作る“ミニ臓器”であるオルガノイドや 臓器チップの開発や活用で世界的な実績を持つ著者が、 iPS細胞研究の歴史を俯瞰し、再生医療の現在地を解説する。 本書は、21世紀の医療に革命を起こすであろう、 再生医療と創薬の未来をも読み解く一冊である。 第1章:生命の始まりからiPS細胞へ 第2章:iPS細胞はこうして生まれた 第3章:iPS細胞を育てる 第4章:iPS細胞で目を救う 第5章:iPS細胞で脳の病気に立ち向かう 第6章:研究の裏側にある課題 第7章:iPS細胞を使った薬作り 第8章:iPS細胞の未来を切り拓く技術

京大理系の科学入門 「すごい研究」はこうして生まれる

京大理系の科学入門 「すごい研究」はこうして生まれる

京都大学総合研究推進本部/高松夕佳

講談社/2026-04-22

iPS細胞、多孔性配位高分子(PCP/MOF)、小林・益川理論……国内最多のノーベル賞を生んでいる「京大理系」の秘密とは? 本書では、大学院・学部から附属研究所、高等研究院に至るまで、個性豊かな京大理系の世界を大解剖。 2025年ノーベル化学賞受賞・北川進先生をはじめ、京大を代表するトップ研究者とその教え子たちへの取材から、 最先端科学の粋を集めた「おもろい研究」の源泉に迫る。

家に帰ったらクマがいた

家に帰ったらクマがいた

米田一彦

PHP研究所/2026-04-17

ある日家の玄関を開けると、黒くて大きな影が潜んでいた。「おいっ」と声をかけると、クマは私の脇腹をかすって逃げたーー。著者はこれまで3000回以上クマに遭遇し、9回襲われ、何とか生還してきた。振り返ると目の前にクマがいたこともあれば、クマと一緒に寝たこともある。人間とクマとの共生は可能なのか。研究を50年以上続ける日本一のクマ研究家が綴る、数奇な科学ノンフィクション。「駆除するべきか、人間が喰われるか」という二元論を超える ●クマが頭上から襲ってきた ●端正な顔立ちのイケメングマ ●クマのペニスボーンの長さ ●クマと一緒に眠ってみた ●山でクマの死体が見つからない理由 ●命がけで子を守る母グマの覚悟 〈目次〉●第1章:クマの知られざる習性 ●第2章:クマの襲撃、格闘 ●第3章:こんな見た目のクマもいる ●第4章:ちょっと汚いクマの話 ●第5章:クマのありのままの姿 ●第6章:クマチャレンジ ●第7章:クマの死と祈り ●第8章:樹木とクマ ●第9章:食べ物とクマ ●終章:クマの家族 【PHP研究所】

オタク科学者の超コミュニケーション術

オタク科学者の超コミュニケーション術

鎌田浩毅

扶桑社/2026-03-02

「どうして、うまく伝わらないんだろう?」 そう悩み続けてきた一人の“オタク学者”が、ついに見つけた答えとはーー。 著者は、京都大学で毎年数百人を集める人気講義を誇る京都大学名誉教授、鎌田浩毅先生。 いまやテレビやメディアで「オモロい先生」として親しまれる存在ですが、若い頃の本人は、火山研究一筋の不器用な研究者でした。 本書が提示するコミュニケーションの核心は、驚くほどシンプルです。 「相手とコミュニケーションをうまく取りたいなら、相手の関心に関心を持つこと」。 話し方のテクニックや自己演出に走る前に、まず必要なのは「聞く力」。 相手が何に興味を持ち、何に引っかかり、何に戸惑っているのかーー そこに本気で関心を向けることが、結果的に「伝わる人」への最短ルートになると、著者は自身の失敗と成功を交えて語ります。 火山学者としての研究現場、大学講義、メディア出演、日常会話やSNSまで。 本書には、学者ならではの観察眼で磨かれた、再現性の高いコミュニケーションのヒントが詰まっています。 人前で話すのが苦手な人、 会話が続かない人、 「ちゃんと説明したのに伝わらない」と感じている人へ。 不器用だったからこそたどり着けた、 逆転のコミュニケーション術が、あなたの人間関係を静かに、しかし確実に変えていきます。 この本がおすすめな人 ・話すのが得意ではないが、誠実に伝えたい人 ・仕事・講義・プレゼン・SNSで「伝わらなさ」に悩んでいる人 ・小手先の話術ではなく、本質的なコミュニケーション力を身につけたい人 ・「聞く力」「読解力」を鍛えたいすべての大人へ 読後に得られること ・相手との距離が自然に縮まる会話の視点 ・誤解を生まない言葉の選び方 ・自分を無理に変えずに「伝わる人」になる習慣 ・コミュニケーションに対する苦手意識の正体 ★今の自分のコミュニケーション力がわかるチェックシート ★コミュ力改善実践ドリル

クマは都心に現れるのか?

クマは都心に現れるのか?

小池伸介

扶桑社/2026-03-02

クマはもう人間を恐れてはいない!? ツキノワグマの生態を25年以上研究する“クマ博士”が明かす、ニュースやネットでは伝えられない「本当のクマの話」。 なぜ2025年は異常にクマが出没したのか? クマの世界で、いま一体なにが起こっているのか? そして、2026年はどうなるのか? クマを語るなら、まずは正しい知識から。すべての人に知ってほしい、感情論に流されずに自然との共存を考える1冊。 <知っておきたいクマの真実> ・冬眠しないクマはいない ・驚くべきクマの学習能力と行動範囲 ・クマにとって人間は“邪魔な存在” ・クマの一番の死因は“子殺し” ・“鈴は意味ない”は本当? ・奥多摩から都心へ移動する? ・クマは多いのか少ないのか? ・人間とクマが共存するためにやるべき、本当のこと 【著者プロフィール】 小池伸介 1979年、名古屋市生まれ。東京農工大学大学院農学研究院教授。東京農工大学大学院連合農学研究科修了。博士(農学)。専門は生態学。主な研究対象は、森林生態系における生物間相互作用、ツキノワグマの生物学など。現在は、東京都奥多摩、栃木県、群馬県の足尾・日光山地、神奈川県丹沢山地などにおいてツキノワグマの生態や森林での生き物同士の関係を研究している。著書に『クマが樹に登ると』(東海大学出版部)、『わたしのクマ研究』(さ・え・ら書房)、『ツキノワグマのすべて』(文一総合出版)、『ある日、森の中でクマさんのウンコに出会ったら』(辰巳出版)、『タネまく動物』(編著、文一総合出版)など。2024年よりNGO日本クマネットワークの代表も務める。

寿司はいかに世界へ広まったのか? 社会学者の寿司探訪記

寿司はいかに世界へ広まったのか? 社会学者の寿司探訪記

王 昊凡

星海社/2026-02-18

世界中に進出し、変化を続ける寿司を研究者が追う! 19世紀ごろに登場したといわれる江戸前寿司は現代まで続く「酢締め」や「煮切り」などの調理法を発明してその創造性をいかんなく発揮し、最もポピュラーな寿司の地位を占めるに至った。他方でそれ以外にも数多の寿司が古来から存在し、今も新しい寿司が世界で生まれ続けているーー現在、寿司は多様性と歴史性に満ち溢れたグローバルな料理となっているのだ。そんな寿司グローバル化の最前線のひとつである上海の寿司屋をめぐって丹念な調査を行った著者が発見した、日本国内とは異なる海外の寿司のエコシステムとは? そして寿司とは何か? 波瀾万丈の社会学フィールドワーク冒険譚にして全く新しい寿司学入門! *本書目次 はじめに 第1章 「お寿司の研究したいんですよね」--ことのはじまり 寿司に出会うまで カナダにて 起死回生! の研究プロジェクト 第2章 たべもの研究はおもしろいーーフィールドワーク・日本編 寿司のことを教えてください!(1) 魚と米を使った酸っぱい食べもの 寿司のことを教えてください!(2) 継続は力なり お寿司の研究者になれるのかーー業績・お金・経験・そして…… 上海調査の準備 第3章 小心者の技法ーーフィールドワーク・上海編その1 貧乏旅は慣れているがナンキンムシはご免だ フィールド・上海という街 小心者のフィールドワーカー 「上海で寿司屋やるのって、大変ですよね」 現地で弟子を取る話 寿司を知らない人が寿司職人になる、ということ 第4章 謎解きは魚を仕入れたあとでーーフィールドワーク・上海編その2 3回目の上海フィールドワークに向けて いざ、突入! アーバン・スシ・ドリーム オリジナリティ! オリジナリティ! オリジナリティ! ロール寿司に飽きたら 第5章 フィールドから離れてみる 食いつなぎつつ書く フィールドワークを見つめ直すーー博士論文執筆というフィールド 現地の寿司文化の3つの特徴ーー博士論文の骨子 フィールドに出られない日々--コロナ禍を過ごす 第6章 再度、上海に行く!--ポストコロナのフィールドワーク 久々の上海、七変化 ロール寿司の代わりにOmakaseがやってきた おわりに 注

90歳まで健康長寿

90歳まで健康長寿

下方浩史

文藝春秋/2026-01-16

1冊で病気とは無縁の人生に 「週刊文春」の人気連載が新書化。長寿研究の第一人者が研究成果を余すことなく公開。楽しい老後を過ごすためのメソッドを紹介する。 【目次】 はじめに 長寿の秘訣は血と骨にあり 食事編 1 血圧を気にし過ぎて極端な減塩はしなくていい 2 カルシウムだけで骨は強くならない 3 魚で動脈硬化の対策を 4 筋肉を作る“最適肉”を選ぶ 5 野菜は天然の降圧剤だ 6 理想の朝食を考える 7 血糖値スパイクを防ぐ米の食べ方 8 麺の食べ過ぎは歯周病のもと 9 水分補給の最適解 10 調味料で血圧を下げる 11 フルーツで血管をしなやかに保つ 12 食物繊維で大腸がんを予防する 13 健康長寿を目指す1日4食生活のススメ 病気編 1 高血圧の最新研究を読み解く 2 ビタミンDで心筋梗塞を予防せよ 3 脳梗塞の防衛術を探る 4 スマホで認知症を防ぐ 5 誤嚥性肺炎から命を守る習慣 6 冬も夏も注意したい食中毒のリスク 7 避けて通れぬ白内障から目を守る 8 歯周病の放置で認知症に 9 皮膚炎から肌を守る知恵 10 尿管結石と腎盂腎炎に抗う 11 健康寿命を左右する骨卒中の恐怖 12 腰痛を悪化させるNG習慣 おわりに ほんの少しの生活の見直しで健康長寿は可能

刑事コロンボ研究 中

刑事コロンボ研究 中

菊地 成孔

星海社/2025-12-17

「いつ見ても永遠に新しい」刑事コロンボの魔術を解き明かす 「刑事コロンボ」は、〈テーマ曲がないのに、テーマ曲とされた曲が時代を超えて世界的に有名〉っていうアクロバットが成立しちゃって、かつそれがアクロバットからは程遠いゆったりした暖かい曲です。こんなアンビバレンス、人類史上「刑事コロンボ」だけじゃないかと思いますね。この「二重底になってて、いきなり気がついてえー! と思うけど全然気にならない」といった気持ちよく騙されているような感覚は、コロンボイズムの根底を支えていると僕は査定します。 「コロンボのカミさんって、結局いることになったけど、最初はいないって思われてたんだよね」「コロンボって、虐められたり、舐められたりするけど、元ワルなんだよね」「コロンボって、話がよく出来てる時と無茶苦茶な時あるのに、あんま気になんないよね」「コロンボって、とにかく芝居するよね。だから本気かどうか分かんないよね全部」--こうした連合が、「コロンボの有名な主題曲って、コロンボの主題曲じゃないんだよね実は」という途轍も無い事実から円環的に「コロンボって、いるけど、いないかもね」という臨界まで、全部繋がってるとしか思えないんですよ。 ここに「いつ見ても永遠に新しい」という惹句が翩翻と旗めく訳ですが、こんな不老長寿の魔法みたいな事って、作品の完成度が高いだけじゃ絶対に得られません。この本は、その魔術の仕組みを楽しみながら考える本です。 *以下、本書目次から抜粋 2度目の頭語に代えて 〈I don’t want to tell this story in my own voice, I want to hear it through “His Master’s Voice.” (私は自分の声でこの話を聞きたくない。主人の声によって聞きたいのだ)〉 第1章 各 論 第5節 音楽 第2章 「総論 A」(シーズン1&2) 中巻後書き「Was COLUMBO shot, or not?」

史上最大の大量絶滅では何が起きたのか? 生物種の96%がいなくなった!? ペルム紀末の大量絶滅の謎

史上最大の大量絶滅では何が起きたのか? 生物種の96%がいなくなった!? ペルム紀末の大量絶滅の謎

土屋健/大山望/木村由莉/重田康成/對比地孝亘/中島保寿/宮田真也/矢部淳

講談社/2025-10-22

約2億5000万年前、史上最大とされる大量絶滅が起きた。海棲生物では生物種の96%が絶滅したという研究もある。シベリア・トラップの火山活動が原因とされているが、大量絶滅のメカニズムについてはまだわからないことが多い。しかも、海と陸、無脊椎動物と脊椎動物、植物では、絶滅の起きたタイミングや規模に差があるようなのだ。従来の研究では、海棲生物、それも化石が多く残っている無脊椎動物の研究が中心となっていた。本書では、海棲無脊椎動物の研究からだけでは見えてこない、生物界全体にとっての、ペルム紀末の大量絶滅を描き出していく。そもそもペルム紀とはどんな時代だったのか? ペルム紀末には何が起きたのか? 三畳紀には生物とそれらを取り巻く環境はどのように回復していったのか? 史上最大の大量絶滅という大テーマを包括的に扱った野心的な一冊。 目次 序章 そのとき何があったのか? 第一部 前夜 第一章 境界前の席巻者 単弓類 第二章 黎明期の登場者 陸棲爬虫類 第三章 古き良き・・・・・・ 両生類 第四章 消えゆく海の主役たち サカナ 第五章 海底の窓から見ると 軟体動物 第二部 世界をまたいで 第一章 植物が紡ぐ 第二章 昆虫が紡ぐ 第三部 新たな時代 第一章 時代を譲る 単弓類 第二章 時代を握る 陸棲爬虫類 第三章 勃興する 海棲爬虫類・両生類 第四章 新世界のメンバー サカナたち 第五章 世界の目撃者たち 軟体動物・棘皮動物 終章 そのとき何があったのか?

関東大震災「朝鮮人虐殺」否定論を否定する 偽史研究からの新知見

関東大震災「朝鮮人虐殺」否定論を否定する 偽史研究からの新知見

原田 実

星海社/2025-09-19

関東大震災が生んだ偽書を読む。 『契丹古伝』--それは、古代東アジアに朝鮮人・日本人・満洲人・モンゴル人の共通祖先となる民族「東大古族」があったとし、その系譜を契丹の祖と結びつける謎の歴史書であり、戦前の軍人・宗教家である浜名寛祐が「満洲で発見した」と主張した「偽書」である。 今日からみれば、大東亜共栄圏構想へと繋がる戦前日本の帝国主義の発露そのものに見えるこの書物は、しかし浜名が関東大震災時の朝鮮人虐殺を嘆き憂えていたことを知るとき、見え方が変わる。 この偽書の存在自体が朝鮮人虐殺の証拠であるだけでなく、戦前エリート知識人の韜晦の中にあった時代精神、そして現代日本にも蔓延する流言飛語やデマ問題の不条理を浮き彫りにするのだ。 ーー偽書・偽史研究の第一人者にして、「江戸しぐさ」への徹底的批判でも知られる原田実の最新作!

ナチスドイツ文献ガイド 一次史料から最新研究、サブカルチャー受容まで

ナチスドイツ文献ガイド 一次史料から最新研究、サブカルチャー受容まで

森 貴史

星海社/2025-09-19

膨大なナチスドイツ文献から今読むべき名著を精選! 20世紀最大の問題のひとつ、ナチスドイツをめぐっては過去数千冊以上の本が出版されてきた。その中から読むべき古典、歴史を作ったベストセラー、知られざる名著をドイツ文化史の研究者が厳選し、その核心部分をレビューしたのが本書である。最新動向にもとづく現代ならではの一次史料読解、正史だけではわからない文化史や思想史などのナチス裏面史、ナチスの思想的源流となった先行する諸動向、日本や世界のサブカルチャーに与えた多大な影響、真偽定かではないナチス・オカルト伝説まで多彩なトピックを総覧した、ナチスドイツ研究史・文化史の精髄を1冊に凝縮した珠玉のブックガイド。 *本書目次より抜粋 序 第1章 ナチスをめぐる重要人物たち 第2章 ナチスをめぐる文化史 第3章 ナチス思想の源泉 第4章 オカルティズム 跋 主要参考文献

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