#美術 の新書一覧

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略奪美術品の行方 ナチスの略奪からウクライナ侵攻まで

略奪美術品の行方 ナチスの略奪からウクライナ侵攻まで

福田直子

集英社/2026-06-17

美術界で思わぬ事件が起きている。高額で購入した美術品は、実はナチスに略奪されたもので、別の所有者がいたと訴訟に持ち込まれるケースだ。しかし、この問題はナチスだけにとどまらず、植民地支配の過去を持つ西欧諸国へと批判が広がることとなるーー。本書はドイツ在住のジャーナリストが、戦争や侵略によって略奪された美術品の問題を調査・取材。各国の美術品返還が難航する一方で、ウクライナ侵攻の裏側でロシアによる略奪も行われている。いったい略奪美術品は誰のものなのか。終わりなき返還論争を紐解く。

達人はここを見る いちばんわかる日本美術鑑賞

達人はここを見る いちばんわかる日本美術鑑賞

青い日記帳

筑摩書房/2026-05-09

なるほど! この絵がなぜ名作なのか、 ずばり納得の入門書 名画の前に立ってもイマイチ響かないあなたに! 美術の味わい方なら達人に聞こう! 長谷川等伯、狩野永徳、伊藤若冲、葛飾北斎……日本美術の超有名作品を取り上げ、美術界の第一人者たちが深く、わかりやすく教えてくれます。 「何を見るのか」「なぜそれが大切なのか」を、納得できる豊かな美術鑑賞を開く夢の入門書。 人気アートブロガーが達人たちと深掘りする いちばんわかる日本美術入門書 作者名や時代、技法、国宝かどうかーーそうした情報は作品を理解する手がかりになりますが、それだけで作品の前にいる時間が豊かになるとは限りません。日本美術を「正しく理解する」ための教科書ではなく、どう見れば面白くなるのか、どこに注目すれば作品が語り始めるのか。専門家が長年積み重ねてきた「絵を見分ける目」は、鑑賞者の自由をも増やすものです。(「まえがき」より) === 【目次】 まえがき 第1章 黒田泰三先生に聞く 長谷川等伯《松林図屏風》 線の揺れや墨の飛沫に込められた心情を読み解く 第2章 石田佳也先生に聞く 狩野永徳《上杉本洛中洛外図屏風》 桃山時代の天才の素顔と御用絵師集団・狩野派とは 第3章 佐藤康宏先生に聞く 伊藤若冲《老松白鳳図》 過剰すぎる作品世界をていねいに見尽くす 第4章 日野原健司先生に聞く 葛飾北斎《神奈川沖浪裏》 天才の驚くべき仕掛や演出の楽しみ方 第5章 古田亮先生に聞く 高橋由一《鮭》 油彩の幕開けを告げた作品が語る明治の画家渡世 第6章 小林祐子先生に聞く 安藤緑山の象牙彫刻 えっ、作りものなの!? 知られざる明治工芸のすごさ 第7章 安村敏信先生に聞く もっともっと江戸美術 主流から傍流まで、ざっくりつかもう あとがき

芸術の価値とは何か AIが奪い尽くすからこそ、アートに“解”がある

芸術の価値とは何か AIが奪い尽くすからこそ、アートに“解”がある

秋元雄史

中央公論新社/2026-04-09

なぜ人は芸術に巨額を投じるのか。 なぜビジネスの最前線で、アートが求められるのか。 市場は何に反応しているのか。 そして、芸術の真価とは何か。  「ベネッセアートサイト直島」のプロジェクトを成功に導き、金沢21世紀美術館館長、東京藝術大学大学美術館長を歴任。 アートの真価を問い続ける伝説の美術評論家が、アートを読み解くための「見取り図」を提示する。 AIがすべてを奪ってゆく時代だからこそ、アートに意味がある。

ガンダーラ仏教美術の謎〜シルクロードが生んだ仏像と「愛の楽園」〜

ガンダーラ仏教美術の謎〜シルクロードが生んだ仏像と「愛の楽園」〜

田辺理

光文社/2026-02-18

古代において、内陸アジアを東西にむすぶ交易の要衝として栄えたガンダーラ。仏教の開祖・釈迦牟尼仏陀を史上初めて人間の姿で表したこの「仏像発祥の地」には、一見するとおよそ仏教的ではない、男女の飲酒饗宴や交歓の様子を表した彫刻も残されている。仏像が生まれた国の破戒的・異端的な彫刻は何の目的で制作され、何を意味しているのか。仏教経典や130点超の図版をもとに、美術史と東西文化交流史の蓄積から丹念に検討する。

戦争の美術史

戦争の美術史

宮下規久朗

岩波書店/2025-11-25

戦場という,神なき終末世界を作ったのは人間に他ならない.画家の眼は戦争の真実をどのように捉えて表現に結びつけたのか.そしてそれらはなぜ私たちの心を打つのか.絵画,写真,彫刻,慰霊碑など200点超の戦争美術をカラー図版で紹介し,ゴヤやピカソ,フジタらによる名品の意味に迫る.戦争と美術の歴史を一望する.

光の美術 モザイク

光の美術 モザイク

益田朋幸

岩波書店/2025-07-25

古代末期から中世にかけて,ヨーロッパでは,石やガラスのかけらを使ったモザイクが床や壁に作られた.ローマ帝国の版図を実感させる絵から,聖堂を訪れ救済を求める人々を見守ったイエス像まで,「永遠の絵」は今も私たちの心を捉えて離すことはない.本書では,多数のカラー図版とともに,宗教と歴史が交差する美の宇宙に迫る.

忙しい人のための美術館の歩き方

忙しい人のための美術館の歩き方

ちいさな美術館の学芸員

筑摩書房/2025-07-10

美術館に行きたいけど行けていないあなたへ。忙しいあなたにこそ、至福の余白時間を美術館で過ごすことが人生に必要なのです。美術館を出た後、世界が違って見えるはずです。時間がなくても、知識がなくても、大丈夫。とある現役学芸員が、美術館での過ごし方のキモとコツを、最新の美術館事情とともにガイドします。「語れる」ための鑑賞の心得も、レクチャーしますよ。さあ、スマホから顔を上げて、出かけましょう���

東京美術学校物語 国粋と国際のはざまに揺れて

東京美術学校物語 国粋と国際のはざまに揺れて

新関公子

岩波書店/2025-03-25

東京芸術大学の前身,東京美術学校の波乱の歴史をたどりながら,明治維新以後の日本美術の,西洋との出会いと葛藤を描く.フェノロサ,岡倉天心,黒田清輝,横山大観…….国粋と国際派の勢力争いの中,戦争へと突き進む時代にもまれながら,日本美術はいかに模索され,戦後の近代美術へ展開していったのだろうか.

カラー新書 入門 日本美術史

カラー新書 入門 日本美術史

山本陽子

筑摩書房/2024-12-20

日本美術史の流れには、大きな波がある。外来文化をひたすら取りいれ真似する時代と、それを熟成させる時代と。ほっそりした飛鳥仏も、ハッタリの天守閣に合う金箔べったりの屏風絵も、すべての名作は、そうした繰り返す時代の波の中から、登場してきた。楽しくて目からウロコの知識満載。役に立つコラムに、カラー図版多数。

名画の力

名画の力

宮下規久朗

光文社/2024-07-18

名画の力とは、現場で作品に向き合ったときこそ発揮されるものだーー。前著『欲望の美術史』『美術の誘惑』『美術の力』『名画の生まれるとき』と同様、『産経新聞』夕刊に毎月連載されている「欲望の美術史」の記事を中心に、別の媒体に載せた記事や新たに書き下ろした原稿を加えて大幅に再構成した一冊。伝統の力から現代美術、美術館まで。博覧強記の美術史家による、美術の魅力をより深く味わうための、極上の美術史エッセイ。

ユダヤ人と近代美術

ユダヤ人と近代美術

圀府寺司

光文社/2024-06-19

本書に登場するのは、時代と場所に恵まれ、才能と運に恵まれ、歴史に名を残すことになった一握りのユダヤ系芸術家たちである。有史以来、離散、追放、移住、迫害を余儀なくされてきた人々は、どのようにして美術という世界と関わり、そこに自らの生を託してきたのかーー。これまで、いくつかの理由で語られることのなかった〈美術をめぐる静かな闘争〉を綴った貴重な物語。

パリ 華の都の物語

パリ 華の都の物語

池上英洋

筑摩書房/2024-05-17

ケルト人の集落に端を発するパリは、今も街のあちこちに過去の時間を宿している。伝統を重んじつつ新陳代謝を繰り返す芸術の殿堂ルーヴル美術館、ナポレオンやオスマンの都市計画、豪華絢爛なオペラ座の秘密、ピカソの「洗濯船」とシャガールの「蜂の巣」、パサージュとカフェ、歴史に名を刻む死者たちが眠る墓地……。この唯一無二の街を美術史家と歩き、体感しよう。貴重なビジュアル資料を含むカラー図版約300点とともに読み解くパリの歴史と芸術のすべて。美術館案内付き!

岡倉天心『茶の本』の世界

岡倉天心『茶の本』の世界

岡倉登志

筑摩書房/2024-05-10

明治時代に国を挙げて西洋化に突き進むなか、 日本美術の発展に功績を残した岡倉天心(1863ー1913)。ボストン美術館中国・日本美術部の責任者として、 東洋の美術を欧米に紹介し、1906年刊行のTHE BOOK OF TEA(『茶の本』)が全米ベストセラーとなったことで国際的に知られる。 岡倉天心の曾孫であり、近現代の国際関係史を専門とする著者が、国際文化交流の見地から『茶の本』をこれまでに知られていなかった視点をふんだんに盛り込んで徹底解説する決定版入門書。

出口治明学長が語る 人生が楽しくなる世界の名画150

出口治明学長が語る 人生が楽しくなる世界の名画150

出口 治明

星海社/2023-12-20

本・旅・歴史を愛する知識人が語るヨーロッパ絵画の楽しみ方 ただ美術館に行って好きな絵を見ればいい。好きな絵に感動したら、その絵をもっと知るために本を読みたくなり、いつのまにか美術史や神話、歴史にも詳しくなるーーこれが、半世紀以上ヨーロッパ絵画に魅了されてきた出口治明の、シンプルかつ究極の絵の楽しみ方です。 本書では、出口治明が世界の名だたる美術館に足繁く通う中で感銘を受けた150枚の絵画の見どころを歴史や神話とともに解説し、さらに世界の五大美術館をはじめとする名美術館の歴史的エピソードをご紹介します。 出口治明とともにめぐる、ヨーロッパ絵画の旅をお楽しみください。 *本書目次 はじめに 第一章 肖像画 第二章 ピエロ・デラ・フランチェスカ、ボッティチェッリ、レオナルド・ダ・ヴィンチ、ラファエロ、ジョルジョーネ 第三章 ヨハネス・フェルメール 第四章 パリ ルーヴル美術館 第五章 ロンドン ナショナル・ギャラリー 第六章 フィレンツェ ウフィツィ美術館 第七章 スペイン プラド美術館 第八章 ウィーン 美術史美術館 第九章 その他の美術館 第十章 好きな画家のこの一点 おわりに 主要参考文献

キリストと性

キリストと性

岡田 温司

岩波書店/2023-10-24

キリスト教は性にたいして厳格で保守的であるといわれる。しかし中世からルネサンスにかけて、人々は、時にジェンダーの境界をさまよい、時に「クィア」と呼ばれる性的嗜好を先取りしたキリストを描いた。正統と異端のあいだで揺れる神の子のさまざまな姿に、図像と言説から迫る。民衆の豊かな想像力を伝える西洋美術史。

バロック美術

バロック美術

宮下規久朗

中央公論新社/2023-10-23

西洋文化の頂点、バロック様式。17世紀を中心に花開いたバロックの建築・彫刻・絵画は、ルネサンス期の端正で調和のとれた古典主義に対し、豪華絢爛で躍動感あふれる表現を特徴とする。本書は、カラヴァッジョ、ルーベンス、ベルニーニ、ベラスケス、レンブラント、フェルメールらの代表的名作を網羅。美術史上の位置づけ、聖俗の権力がせめぎ合う時代背景など、バロック美術の本質を読み解く。カラー写真200点以上。

カラー版 美術の愉しみ方

カラー版 美術の愉しみ方

山梨俊夫

中央公論新社/2023-09-21

絵に殉じたゴッホの筆遣い、色彩を見極めたセザンヌの眼、人間の生命を彫像にしたロダンの手。優れた絵画・彫刻は、作家の感性と知性が結晶した永遠の芸術である。東西の名品を堪能できる現場が美術館や展覧会だ。本書は、関心を開く・好きを見つける・読む・比べる・敷居をまたぐ・参加する・判るという7つの視点から、読者を現場にいざなう。80点のカラー図版とともに、美術体験の感動に迫り、愉しみ方を伝授する。

反戦と西洋美術

反戦と西洋美術

岡田 温司

筑摩書房/2023-02-09

ロシアによるウクライナ侵攻を、報道やSNSで目の当たりにして、私たちはあらためて戦争とその表象の関係性という問題を突きつけられている。何が真実か、誰がどんな立場でどんな意図を持ち発信しているのか。勝者の側で描かれた「戦争画」の時代を経て、十七世紀には現代の「反戦」意識に通じる美術の流れが登場する。その後急速に激甚化する戦争の時代を背景に醸成され、雄弁に、あるいは抑制気味にと、その倫理的・感性的・政治的な役割を巡り、揺れる「反戦」のイメージの変遷を捉えなおす。

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