#利用 の新書一覧

燃えるとは何か

燃えるとは何か

横森 剛

集英社インターナショナル/2026-06-05

人はどのように火と出合い、宇宙へ進出するほどの文明を築くまでに使いこなしてきたのか。いっぽうで、温室効果ガスや多くの有害物質はその副産物で、火災や爆発事故も後を絶たない。科学・テクノロジー、雑学まで、豊富な話題で「燃える」を概観していく。 「燃える」という現象は、あまりにも身近で、どのようなメカニズムで成り立っているのか考える機会も少ない。しかし、暖房や調理などの生活利用にも、花火のような娯楽利用にも、科学の視線は注がれている。特に膨大な力は蒸気機関の発明につながり、エンジンの開発と進歩は交通機関を成熟させ、ロケット技術は宇宙開発を支えている。 そのいっぽうで、火災や爆発事故は後を絶たず、廃棄物の焼却などで生じるNOxやSOx、ダイオキシンなどの有害物質は自然界を汚染し、CO2をはじめとする温室効果ガスは地球規模で環境を激変させ、悲観的な未来を予感させる。 そうした時代の中、「燃える」への取り組みは次の段階へ進む。排出規制に難儀するCO2への対策として、それ自体を燃料化する新しい技術開発も始まった。 文明の中核をなす「燃える」を知ることは、未来の明暗を分けることにつながっていく。 【目次より】 第1章 火の利用の起源 第2章 「燃える」で起きていること 第3章 炎を観察する 第4章 炎の色をコントロールする 第5章 「燃える」は意外に複雑 第6章 「燃える」の雑学 第7章 爆発と燃焼 第8章 燃焼を利用する機関=エンジン 第9章 空を飛ぶためのエンジン 第10章 「燃える」を見る 第11章 「燃える」と環境問題 第12章 二酸化炭素は燃料になるか? 【著者略歴】 横森 剛 (よこもり・たけし) 慶應義塾大学理工学部 機械工学科 教授。埼玉県出身。1998年、慶應義塾大学理工学部 機械工学科卒業、2003年、同大大学院 理工学研究科 開放環境科学専攻博士課程において単位取得満期退学。04年、博士(工学)。東北大学 流体科学研究所産学官連携研究員、日本学術振興会 特別研究員、米国・プリンストン大学 航空宇宙・機械学科客員研究員を経て、07年より慶應義塾大学 理工学部 機械工学科 専任講師。13年より准教授、21年より現職。

名水と日本人 起源から百名水まで、文化と科学でひもとく

名水と日本人 起源から百名水まで、文化と科学でひもとく

鈴木康久/河野忠

中央公論新社/2025-09-19

電子版は本文中の写真をすべてカラー写真に差し替えて掲載。 日本人と水は縁が深い。「湯水のように」と言われるほど豊かな水は、炊事や洗濯など日常生活や酒造、灌漑などに利用されてきた。本書は、名水というキーワードから日本人と水の関わりを案内。弘法大師伝説が全国に広がる理由、歌枕と名水、茶の湯の文化などを時代ごとに解説し、さらに美人水や害虫駆除の泉などのユニークな水質、まいまいずやまんぽなど巧みな水利用も紹介。名水の歴史と科学、文化が一目でわかる。 □■□目次□■□ はじめに 序章 時代が求めた名水の変遷 1 名水とは何か? 2 時代によって移ろう名水 第一章 『古事記』『日本書紀』『風土記』が伝える水ーー神代〜記紀時代 1 神代〜記紀時代の水 2 『古事記』『日本書紀』に登場する水 3 『風土記』に登場する水 4 『万葉集』に登場する名水 5 神代の水と日本人の生活 第二章 日本人の心情を伝える和歌の名水ーー奈良時代〜平安時代 1 『万葉集』で詠まれた名水 2 歌枕としての名水 第三章 人物ゆかりの水と宗教の水ーー平安時代〜室町時代 1 天皇ゆかりの水 2 空海と日蓮にまつわる水 3 武士にまつわる水 4 文化人ゆかりの水 5 宗教にまつわる水 第四章 新たな水文化、茶人・茶事の水ーー室町時代〜江戸時代 1 茶の伝来と喫茶のはじまり 2 茶にまつわる京都の名水 第五章 民衆の水ーー江戸時代の名水 1 地誌・名所案内記から見た京都の名水 2 人物に関わる京都の名水 第六章 生業の水ーー明治時代〜現代 1 京都の地下水 2 酒造の名水 3 文明開化の水 4 ペットボトルで販売される名水 5 名水としての変遷 第七章 水質が生み出した名水 1 珍しい水質の名水 2 茶の湯に用いられた名水の科学的特徴 3 信仰に関係する名水の特徴 4 不思議な水 5 水質がよい水に生息する生物 第八章 自然環境と共存する巧みな水利用 1 水利用の匠「水船」 2 まいまいず井戸と上総掘り 3 六角井戸 4 マンボとショウズヌキ 5 間欠泉 6 水板倉 7 磨崖仏に存在する湧水の謎 終章 名水の名付けの「謎をひもとく」 あとがき 参考文献 平成の名水百選リスト 昭和の名水百選リスト 名水一覧

スポーツウォッシング なぜ<勇気と感動>は利用されるのか

スポーツウォッシング なぜ<勇気と感動>は利用されるのか

西村章

集英社/2023-11-17

「為政者に都合の悪い政治や社会の歪みをスポーツを利用して覆い隠す行為」として、2020東京オリンピックの頃から日本でも注目され始めたスポーツウォッシング。 スポーツはなぜ“悪事の洗濯”に利用されるのか。 その歴史やメカニズムをひもとき、識者への取材を通して考察したところ、スポーツに対する我々の認識が類型的で旧態依然としていることが原因の一端だと見えてきた。 洪水のように連日報じられるスポーツニュース。 我々は知らないうちに“洗濯”の渦の中に巻き込まれている! 「なぜスポーツに政治を持ち込むなと言われるのか」「なぜ日本のアスリートは声をあげないのか」「ナショナリズムとヘテロセクシャルを基本とした現代スポーツの旧さ」「スポーツと国家の関係」「スポーツと人権・差別・ジェンダー・平和の望ましいあり方」などを考える、日本初「スポーツウォッシング」をタイトルに冠した一冊。 第一部 スポーツウォッシングとは何か   身近に潜むスポーツウォッシング   スポーツウォッシングの歴史   スポーツウォッシングのメカニズム 第二部 スポーツウォッシングについて考える   「社会にとってスポーツとは何か」を問い直す必要がある ーー平尾剛   「国家によるスポーツの目的外使用」オリンピックのあり方を考える ーー二宮清純   テレビがスポーツウォッシングを報道しない理由 ーー本間龍   植民地主義的オリンピックは<オワコン>である ーー山本敦久   スポーツをとりまく旧い考えを変えるべきとき ーー山口香

科学技術の軍事利用

科学技術の軍事利用

ヌデ島次郎

平凡社/2023-07-19

科学技術の発展と軍事研究の表裏一体の歴史を振り返り、AI兵器やゲノム編集、人体実験など喫緊の倫理的課題を第一人者と考える。

土地は誰のものか

土地は誰のものか

五十嵐 敬喜

岩波書店/2022-02-21

個人所有から共同利用へ。空き地・空き家問題の解決策とともに考える。

[婚活ビジネス]急成長のカラクリ

[婚活ビジネス]急成長のカラクリ

有薗隼人

扶桑社/2020-01-10

婚活支援サイト運営者が教える最強婚活術! 2000万人の独身男女が集まる1兆円市場の裏側とは 令和時代の恋愛・結婚と隆盛するマッチング産業 今、空前の盛り上がりを見せる婚活産業。大手企業・有名IT企業も続々参入し、ネットやアプリとの融合により、婚活サービス利用者が急増しています。現在、婚活市場は2000億円産業と言われており、潜在市場規模は1兆円という数字も。加えて、離婚や死別によるシングルも婚活産業の重要ターゲットになりつつあり、高齢化社会で婚活市場はますます拡大していくと思われます。最近のトレンドでは、妻と死別した70~80代男性の登録者の増加や、「子どもは要らないけど終のパートナーを見つけたい」40~50代の独身男女の登録が増えています。 一方で、婚活産業の内情に関してもほとんど報じられていません。本書ではフランチャイズビジネスとしての結婚相談所、近年急成長の原動力となっているマッチング・婚活アプリの内情、さらにお見合いパーティー・婚活パーティーなども婚活関連産業など、群雄割拠するさまざまなプレイヤーの知られざる姿とビジネス手法について解説します。 また、若者の恋愛・結婚に対する意識の変化や少子高齢化などが婚活産業にどのような影響を与えているのか、そして結婚紹介サービス・アプリを利用している男女のリアルな声、統計データ、失敗談などを紹介し、全貌を明らかにしていきます。 【目次】 令和時代の恋愛・結婚と隆盛するマッチング産業! 第1章 市場規模1兆円婚活ビジネスが大盛況なワケ 女性が求める結婚相手は、「三高」から「三平」へ/地方では依然として残る“クリスマスケーキ論”/シングルマザーの再婚にも婚活産業の需要が高まる/シニア世代が求める「終活」のための婚活……ほか 第2章 巨大フランチャイズ「結婚相談所」の最前線 楽天がオーネットを250億円で売ったワケ/加盟金150万円とシステム利用料で大手のシステムは使い放題/“成婚逃げ”被害回避策はSNSチェック/医師、弁護士、自衛官……男性の専門職特化型相談所の落とし穴……ほか 第3章 婚活の新興勢力「マッチングアプリ」の破壊力 婚活アプリ3つのビジネスモデル/マッチングアプリに搭載されているAIの正体/マッチングアプリで結婚相手を見つけるためのルール/ドッジボールから農業まで。多様化する婚活パーティ……ほか 第4章 激変した「結婚相手の条件」とモテる男女の実像 低年収や中高年でも結婚可能!マッチングを諦めなかった人の成功例/女性の社会進出が結婚への理想を下げる/結婚観が大きく変わるのは20代と30代の間/年齢を重ねるごとに増す、現実と向き合う必要性……ほか 第5章 婚活で失敗した男女にあった「共通点」 結婚を決められない若者の心理/草食系男子は婚活市場で不利なのか?/失敗したLINEのメッセージ例/プロポーズの“失敗パターン”/男性アプリユーザーに多い「待ち男」……ほか 第6章 トラブル事例で読み解く婚活業界のウソと本当 相談所に存在する狡猾なサクラの手口/悪徳業者の見極め方/シニア婚活希望者に迫る後妻業の危機/潜むマルチ商法、宗教関係者。危険な勧誘手口……ほか

地下鉄は誰のものか

地下鉄は誰のものか

猪瀬直樹

筑摩書房/2011-02-01

東京の地下鉄利用者に長年にわたり不便を強いてきた二重の運賃体系や駅の壁ーこれらの問題を解消するには東京メトロと都営地下鉄を経営統合するしかない。だが東京メトロは都営を置き去りにしたままでの完全民営化を狙い、国は利用者本位の交通政策よりもメトロ株式上場による売却益ばかりを考えている。真の受益者たるべき利用者のため、東京都副知事が地下鉄改革に向けて立ち上がった。地下鉄一元化に抵抗する東京メトロ・国土交通省との戦いを描く渾身のドキュメント。

魚(さかな)の行動習性を利用する釣り入門 : 科学が明かした「水面下の生態」のすべて

川村軍蔵 著

講談社

ページ 1