英で発見された新資料から見えた真実 無謀と言われたあの戦いに、新たな光を当てるーー。 日英の文書から浮かび上がる、インパール作戦の誰も知らない真実とは。 2021年に刊行され話題を呼んだ『インパールの戦い ほんとうに「愚戦」だったのか』から5年ーー。イギリスで発掘した資料を駆使した新章を加えた完全版。 「無謀な作戦」「日本軍による自滅」とされることの多い“インパール作戦” 。しかし、視点を変えると連戦連敗だったイギリス軍が、“常勝”日本軍に初めて大勝した戦いであったともいえます。 日本だけでなく、イギリス側による資料を紐解くと、イギリスは偶然、勝利を得たのではなく、用意周到な準備を重ねていたことがわかってきました。 イギリスにとってインドは、「王冠に輝く宝石」と称されたほど重要な植民地。この地を失うことは大英帝国の完全な失墜を意味します。だからこそ、イギリス側は道路建設や医療体制の構築といった周到な準備を行い、来るべき日本軍の侵攻に備えていたのです。 そして、1944年3月、ついに日本軍が作戦を開始ーー。 著者は今回、新たにイギリスの博物館や公文書館を調査。イギリスが収集した日本の将兵の日記や手記を発掘します。これらの資料はなぜイギリスに眠り続けていたのかーー。 壮絶な激戦の全貌を国際的・多角的な視点から描き直した一冊です。
#資料 の新書一覧
松嶋菜々子主演ドラマ「おコメの女ー国税局資料調査課・雑国室ー」(テレビ朝日系2026年1月8日スタート・毎週木曜夜9時〜) 監修を務める元国税実査官が明かす! マルサも手を出せない巨悪脱税を追う 国税局資料調査課「コメ」の実態! 脱税の痕跡を逃さず見抜き、巨悪を静かに追い詰めるーー。 国税局のなかでも少数精鋭とされる資料調査課、通称「コメ」。 強制捜査を行うマルサとは異なり、 任意調査だけで巨額脱税をあぶり出す、国税の“最後の砦”である。 本書では、その「コメ」に長年所属し、数多くの案件に携わってきた著者が、 これまで語られることのなかった脱税調査の裏側、現場で繰り広げられる攻防など、 「コメ」の真実を初めて明らかにする。 国税部内でも限られた人間しか知らない国税のリアルに迫る一冊。 ・「コメ」の武器は圧倒的な情報収集力 ・なぜ「コメ」は“マルサより怖い”のか ・調査官に不可欠な機動力と洞察力 ・普通なら見落す「脱税のサイン」 ・資料の“一行”から脱税を見抜く技術 ・「コメ」はどう標的を絞り込むのか ・希望者が少ない「3K職場」の実態 ◆宗教法人の脱税の裏側とカルトの実像を描くサスペンス小説「カルト脱税」も特別収録! カリスマ教祖率いる宗教法人・終末教団の巨額脱税に、国税局資料調査課と元二世信者の実査官が挑むーー。
処刑から80周年ーー機密解除資料が明かす「史上最高のスパイ」の闇 戦前の東京で暗躍した旧ソ連の大物スパイ、リヒャルト・ゾルゲ(1895〜1944)の処刑から2024年11月で80年となる。近年、ロシアではゾルゲの再評価が進み、未公開資料も続々と表に出てきている。 本書は近代ロシア研究の第一人者である名越健郎氏がそうした機密解除資料をもとに、ゾルゲのスパイとしての活躍を臨場感たっぷりに描き出した作品である。 オートバイを駆って上海や東京の街を疾走し、夜の社交界で巧みな話術で権力者たちに食い込み、ドイツ大使夫人、シーメンス社支店長夫人、ルフトハンザ航空幹部の夫人、VIPの女性秘書、アグネス・スメドレーほか手当たり次第に女性と不倫関係になり(なおかつ女性たちを情報源とし)、本国で進むスターリン粛清に脅えるーーそうしたゾルゲの日常が生々しく甦り、まるでスパイ映画のようである。
盧武鉉政権時代の2004年、軍事独裁政権下で起こった不可解な事件を調査する「国家情報院過去事件真実糾明発展委員会(真実委)」が設置され、情報部(KCIA)の秘密資料の調査や、当時の関係者へのヒアリングなどから、金大中拉致事件、大韓航空機爆破事件などに政府がどう関わっていたか、その真相が明らかになった。この資料に加え、文献・史実、さらには著者自身が金泳三、金大中と直に交流した実体験も交え、朴正煕大統領暗殺事件、光州事件、ラングーン事件、東亜日報記者拷問事件…など、民主化を勝ち取るまでの激動の韓国現代政治史を、表と裏から振り返る。
天皇家の極秘資料を発掘! 「こんな資料は、これまで表に出たことはありません。いや、今後も絶対に出ないでしょう」。資料を目にした宮内庁関係者はこう呟いた。皇室費の中でも、天皇の私的な「財布」である内廷費の内訳は”聖域中の聖域”だ。今回、戦前戦後で大きく変貌を遂げた皇室財産の全容が初めて明らかに。特に驚かされるのは、昭和天皇の真実の暮らしぶりだった。 はじめに 等身大の昭和天皇を伝える二つの極秘文書 第一章 門外不出の資料が明かす戦前の皇室財産 第二章 天皇家の「家計簿」から見た戦後皇室の”聖域” あとがき 超一級史料を残した「ある宮内庁OB」の生涯
被爆七五年を前に開館以来最大規模の展示更新を行なった原爆資料館。世界中から訪れる人々は、そこに何を見て、どう感じているのか。原爆投下直後から一人被爆資料の収集を重ねた初代館長の信念は、どのように引き継がれてきたのか。被爆者の高齢化が進む中で、「あの日」を記録し伝え続ける「記憶の博物館」の軌跡と課題。