#イギリス の新書一覧

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アガサ・クリスティのイギリス

アガサ・クリスティのイギリス

新井 潤美

岩波書店/2026-09-24

1100円

ポワロやミス・マープルを生みだし、今も愛されつづける作家クリスティ。その作品には、古き良きイギリスとともに、移りゆく二〇世紀のイギリスが巧みに描き込まれている。カントリー・ハウスの住人たち、多様化するレジャー、使用人と階級文化、女性たちの生き方……。「ミステリの女王」の眼がとらえたイギリスの今と昔。 序 章 移りゆくイギリス、過ぎ去らぬイギリスを映し出すーーアガサ・クリスティの世界  探偵小説作家の誕生  イギリスの探偵小説の誕生  探偵小説の黄金時代  クリスティの生涯  クリスティの作品 第1章 あらたな生き方が始まるーーカントリーサイドの変貌  『スタイルズ荘の怪事件』  探偵小説の舞台としてのカントリー・ハウス  カントリー・ハウスの新しい所有者たち  伝統的なカントリー・ハウス?--チムニーズ  『ナイルに死す』  カントリー・ハウスを手放した人々  『ホロウ荘』  モダンなカントリー・ハウス 第2章 変わりゆく娯楽とレジャー  外国旅行のブーム  ツアー旅行の誕生  トマス・クック  エジプト旅行  海水浴の人気  日光浴の効用  『太陽の下の邪悪』  ワーキング・クラスのホリデイ・キャンプ  海外のパック旅行  空の旅  バス・ツアー 第3章 「モダン」から「戦後」へ  新しい流行  ブライト・ヤング・ピープル  第一次世界大戦とシェルショック  戦後を生きる人々  戦後の社会  若者の非行  戦後の住宅事情  イギリスの団地  ロウワー・ミドル・クラスの語り手  戦後文化の表象 第4章 使用人も黙っちゃいない  「使用人問題」  「典型的」な執事  メイドの描かれ方  戦後の使用人  掃除をする女性  外国からのお手伝いーーオーペア  新しいタイプの「ハウスキーパー」  完璧なハウスキーパー  ポワロの使用人 第5章 エルキュール・ポワロとミス・マープル  なぜポワロはベルギー人なのか?  外国人のステレオタイプ  ユダヤ人のイメージ  エキゾチックな外国人  ミス・マープルとアマチュア探偵たち  村の探偵  アマチュアの女性探偵  戦後の女性 第6章 歩みを続けるクリスティ作品ーー映像化に見られる現代のイギリス社会  クリスティの作品の翻案  初期のクリスティ映画  初期のミス・マープル映画  スターが演じるポワロ映画  テレビドラマ  原作とのずれ  同性愛の表象  人種の表象  刑事ドラマの人気  あとがき  主要引用文献

完全版 インパールの戦い

完全版 インパールの戦い

笠井亮平

文藝春秋/2026-07-17

1400円

英で発見された新資料から見えた真実 無謀と言われたあの戦いに、新たな光を当てるーー。 日英の文書から浮かび上がる、インパール作戦の誰も知らない真実とは。 2021年に刊行され話題を呼んだ『インパールの戦い ほんとうに「愚戦」だったのか』から5年ーー。イギリスで発掘した資料を駆使した新章を加えた完全版。 「無謀な作戦」「日本軍による自滅」とされることの多い“インパール作戦” 。しかし、視点を変えると連戦連敗だったイギリス軍が、“常勝”日本軍に初めて大勝した戦いであったともいえます。 日本だけでなく、イギリス側による資料を紐解くと、イギリスは偶然、勝利を得たのではなく、用意周到な準備を重ねていたことがわかってきました。 イギリスにとってインドは、「王冠に輝く宝石」と称されたほど重要な植民地。この地を失うことは大英帝国の完全な失墜を意味します。だからこそ、イギリス側は道路建設や医療体制の構築といった周到な準備を行い、来るべき日本軍の侵攻に備えていたのです。 そして、1944年3月、ついに日本軍が作戦を開始ーー。 著者は今回、新たにイギリスの博物館や公文書館を調査。イギリスが収集した日本の将兵の日記や手記を発掘します。これらの資料はなぜイギリスに眠り続けていたのかーー。 壮絶な激戦の全貌を国際的・多角的な視点から描き直した一冊です。

エリザベス女王 増補版 史上最長・最強のイギリス君主

エリザベス女王 増補版 史上最長・最強のイギリス君主

君塚直隆

中央公論新社/2026-02-20

1320円

1952年に25歳で英国の王位に即いたエリザベス女王。カナダ、オーストラリアなど15ヵ国の元首でもあった。70年間という史上最長の在位期間中、政治に関与し続け、また数多くの事件に遭遇する。W・チャーチルら15人の首相が仕え、「政治的な経験を長く保てる唯一の政治家」と評された。本書はイギリス現代史を辿りながら、幾多の試練を乗り越え、96年に及んだ生涯を描く。コロナ禍や新国王の戴冠式を増補した決定版。 【目次】 第1章 リリベットの世界大戦ーー王位継承への道 第2章 老大国の若き女王ーー二五歳での即位 第3章 コモンウェルスの女王陛下ーー一九七〇〜八〇年代 第4章 王室の危機を乗り越えてーーダイアナの死と在位五〇周年 第5章 連合王国の象徴としてーー二一世紀の新しい王室 補 章 「大王」の死ーーコロナ、在位七〇周年、そして崩御 おわりに あとがき/増補版へのあとがき 主要参考文献 主要図版出典一覧 エリザベス女王関連年譜

わかりあえないイギリス 反エリートの現代政治

わかりあえないイギリス 反エリートの現代政治

若松邦弘

岩波書店/2025-05-25

1012円

傲慢なエリートは私たち普通の人々の苦しみを分かっていないーー中央政府の財政規律やマイノリティのアイデンティティなどをめぐって,既存の左右対立には収まりきらない様々な分断が世界中で生じている.この対立構図はどう生まれてきたのか.議院内閣制のモデルだったイギリスの混乱は,私たちにとって他人事ではない.

映画で読み解く イギリスの名門校

映画で読み解く イギリスの名門校

秦由美子

光文社/2024-12-18

1034円

イギリスで多くの生徒が入学を望むパブリック・スクール。その人気は今や海をも渡り、2014年に37校だった海外キャンパスは2024年には100校以上に。日本でもすでに3つの分校が開学している。時に年1000万円を超える高額な学費にもかかわらず、なぜパブリック・スクールはこんなにも熱望されるのか。その秘密を長年イギリスの学校教育を研究してきた著者が、『ハリー・ポッター』をはじめ7つの映画作品を切り口に探る。

教養としてのイギリス貴族入門(新潮新書)

教養としてのイギリス貴族入門(新潮新書)

君塚直隆

新潮社/2024-03-18

858円

世界で唯一の貴族院が存続する国、イギリス。隣国から流れる革命の風、戦争による後継者不足、法外な相続税による財産減少ーー幾度もの危機に瀕しながらなお、大英帝国を支え続ける貴族たちのたくましさはどこから生まれたのか。「持てる者」の知られざる困難と苦悩を辿りながら、千年を超えて受け継がれるノブレス・オブリージュの本質に迫る。イギリス研究の第一人者が明かす、驚くべき生存戦略。

イギリス帝国盛衰史 グローバルヒストリーから読み解く

イギリス帝国盛衰史 グローバルヒストリーから読み解く

秋田茂

幻冬舎/2023-11-29

1463円

十六世紀にはヨーロッパの二流国に過ぎなかったイギリス。それがなぜ世界を動かす帝国になり得たのか? イギリス革命と産業革命による躍進を論拠とする従来の説ではわからなかった「帝国化」と「帝国経営」の実態が、最新の「グローバルヒストリー」研究によって明らかになってきた。「ヒト・モノ・カネ・情報」を巧みに活用し、時代に合わせてしたたかに仕組みを変化させながら世界に君臨してきたイギリス帝国。本書は、その五百年にわたる興隆・繁栄・衰退の歴史をひもとく「新たな世界史」である。

勝海舟と幕末外交 イギリス・ロシアの脅威に抗して

勝海舟と幕末外交 イギリス・ロシアの脅威に抗して

上垣外憲一

中央公論新社/2023-07-31

990円

幕末、日本近海ではイギリスとロシアが激突していた。クリミア戦争ではカムチャツカ半島も戦場になり、アロー戦争では清国と英仏の講和に介入したロシアが広大な領土を清国から得た。「日本の味方はどの国か」を巡って幕府内では親英・親米・親露の各派が対立。そして、ついにロシアは日本に触手を伸ばし、対馬を占領、軍事基地を築きはじめる。植民地化の危機が迫るなか、独自の知見と人脈を持つ勝海舟が動く。

物語 オーストラリアの歴史 新版

物語 オーストラリアの歴史 新版

竹田いさみ/永野隆行

中央公論新社/2023-02-20

1100円

南半球の大陸オーストラリア。1788年以降、英国の植民地としてヨーロッパから移民を迎え、金鉱開発と羊毛貿易によって成長。1901年に建国した。戦後は白豪主義を転換してアジア諸国と結びつき、21世紀は多民族国家として存在感を示している。本書は、英帝国や日本、アメリカ、中国と対峙しながら、豪大陸が国家形成する成長物語である。旧版を刷新し、料理・観光のコラムを追加。「理想社会」の成功と挫折を活写する。

物語 スコットランドの歴史

物語 スコットランドの歴史

中村 隆文

中央公論新社/2022-05-23

990円

イングランド、ウェールズ、北アイルランドとともに「イギリス」を構成するスコットランド。一七〇七年の合同法でイングランドと統合しグレートブリテン王国となったが、近年は独立を模索するなど、独自の歴史とナショナル・アイデンティティをもつ。ケルト文化、デイヴィッド・ヒュームやアダム・スミスに代表される啓蒙思想、「地酒」ウイスキー、ゴルフ、伝統衣装タータン・キルトなど多様なスコットランドを活写する。

イギリス1960年代 ビートルズからサッチャーへ

イギリス1960年代 ビートルズからサッチャーへ

小関隆

中央公論新社/2021-09-10

946円

第2次世界大戦後のベビーブームを背景に、若者文化が花開いた1960年代。中心にはビートルズが存在し、彼らの音楽・言動は世界に大きな衝撃を与えた。他方、サッチャー流の新自由主義も実はこの時代に胚胎した。今なお影響を与え続ける若者文化と新自由主義の象徴は、なぜイギリスで生まれたかーー。本書は、ファッション、アートなどの百花繚乱、激動の社会とその反動を紹介し、1960s Britainの全貌を描く。

イギリス解体の危機 ブレグジットが開けたパンドラの箱

イギリス解体の危機 ブレグジットが開けたパンドラの箱

中島裕介

日経BP/2021-09-10

990円

EUから完全離脱した英国でいま何が起きているのか。スコットランド独立問題など内憂と、国際プレゼンス向上努力の現場を描く。  英国は将来にわたって今の国のかたちを維持できるのか? 数年にわたる騒動を起こしたBrexitがその最大の問題の「パンドラの箱」を開けてしまった。2020年末にEUと貿易協定を結んだことで経済の大混乱という最悪の事態は免れたように見えるが、EU残留志向が強いスコットランドでは英からの独立運動が再燃。地方議会選で独立派が過半数の議席をとった。英領北アイルランドでは、年初の完全離脱後も、懸案だったEU加盟国アイルランドとの国境問題がくすぶったまま。将来的にアイルランド統一論が盛り上がる可能性は否定できない。  TPP参加表明やG7サミットの議長役など「グローバル・ブリテン」と称する華々しい外交政策を展開するジョンソン政権だが、一皮めくれば国内で国家の解体や分裂の懸念が高まっているのが実情だ。かつて世界の4分の1を制覇した英国が将来、EUから離れただけでなくさらに小国へと没落するのか。それとも今の国のカタチを死守するのか。現地の風景や生の声も交えながら探る。

孤独は社会問題〜孤独対策先進国イギリスの取り組み〜

孤独は社会問題〜孤独対策先進国イギリスの取り組み〜

多賀幹子

光文社/2021-07-13

946円

2018年1月、テリーザ・メイ首相(当時)は「孤独は現代の公衆衛生上、最も大きな課題の一つ」として世界初の「孤独担当大臣」を設けた。街にパブや教会があり「孤独とは無縁」と思われていたイギリス社会でいま何が起きているのか。孤独担当相の設立経緯から、社会に根付く弱者への思いやり、チャリティー団体の細やかな目配り、そして英王室の役割まで、イギリス社会を長く見続けてきたジャーナリストによる現地からのレポート。

チャリティの帝国

チャリティの帝国

金澤 周作

岩波書店/2021-05-24

946円

弱者への共感と同情が生んだ無数のチャリティと、それらを組み込む重層的なセーフティネット。本書はイギリスをその「善意」から読み解き、独特の個性に迫る。産業革命、帝国の時代、二度の大戦、そして現代へ。海を越え、世界を巻き込む激動の中で、長い歴史に立脚し、社会の錨として働き続けるチャリティの光と影を描く。

イギリス1960年代

イギリス1960年代

小関 隆

中央公論新社/2021-05-20

946円

第2次世界大戦後のベビーブームを背景に、若者文化が花開いた1960年代。中心にはビートルズが存在し、彼らの音楽・言動は世界に大きな衝撃を与えた。他方、サッチャー流の新自由主義も実はこの時代に胚胎した。今なお影響を与え続ける若者文化と新自由主義の象徴は、なぜイギリスで生まれたかー。本書は、ファッション、アートなどの百花繚乱、激動の社会とその反動を紹介し、1960s Britainの全貌を描く。

駒形丸事件

駒形丸事件

秋田 茂/細川 道久

筑摩書房/2021-01-08

946円

一九一四年にカナダ・バンクーバーで起きた「駒形丸事件」。インド人移民の上陸が拒否され、多数の死者をコルカタで出した悲劇である。日本ではほとんど知られていない「駒形丸事件」であるが、この小さな事件を通して歴史を眺めると、ミクロな地域史からグローバルな世界史までを総合的に展望できる。移民史・政治史・経済史を融合させることで、インド太平洋からの新しい世界史像を提示するグローバルヒストリーの画期的な成果。

イギリス帝国の歴史 アジアから考える

イギリス帝国の歴史 アジアから考える

秋田茂

中央公論新社/2020-08-31

1100円

かつて世界の陸地の約四分の一を領土として支配したイギリス帝国。その圧倒的な影響力は公式の植民地だけにとどまらなかった。本書は近年のグローバルヒストリーの研究成果をふまえ、アジアとの相互関係に注目しつつ、一八世紀から二〇世紀末までの帝国の形成・発展・解体の過程を考察する。今や世界経済の中心はアジア太平洋経済圏にシフトしつつある。そのシステムの基盤を作り上げた帝国の意義を明らかにする。読売・吉野作造賞受賞作。

エリザベス女王

エリザベス女王

君塚 直隆

中央公論新社/2020-02-19

990円

1952年に25歳で英国の王位に即いたエリザベス女王。カナダ、オーストラリアなど16ヵ国の元首でもある。W・チャーチルら十数人の首相が仕え「政治的な経験を長く保てる唯一の政治家」と評される彼女は、決して“お飾り”ではない。70年近い在位の中で政治に関与し、また数多くの事件に遭遇。20世紀末、その振る舞いは強い批判も受けた。本書はイギリス現代史をたどりながら、幾多の試練を乗り越えた女王の人生を描く。

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