#ユダヤ の新書一覧

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ユダヤ人の歴史 古代の興亡から離散、ホロコースト、シオニズムまで

ユダヤ人の歴史 古代の興亡から離散、ホロコースト、シオニズムまで

鶴見太郎

中央公論新社/2025-01-22

ユダヤ教を信仰する民族・ユダヤ人。 学問・芸術に長けた知力、富のネットワーク、ホロコーストに至る迫害、アラブ人への弾圧ーー。 五大陸を流浪した集団は、なぜ世界に影響を与え続けているのか。 古代王国建設から民族離散、ペルシア・ローマ・スペイン・オスマン帝国下の繁栄、東欧での迫害、ナチによる絶滅計画、ソ連・アメリカへの適応、イスラエル建国、中東戦争まで。 三〇〇〇年のユダヤ史を雄大なスケールで描く。 ■目次 序 章 組み合わせから見る歴史 第1章 古代 王国とディアスポラ 1 ユダヤ教以前のユダヤ人?ーーメソポタミアとエジプトのあいだで 2 ユダヤ教の成立ーーバビロニアとペルシア帝国 3 ギリシアとローマーーキリスト教の成立まで 第2章 古代末期・中世ーー異教国家のなかの「法治民族」   1 ラビ・ユダヤ教の成立ーー西ローマとペルシア 2 イスラーム世界での繁栄 西アジアとイベリア半島 3 キリスト教世界での興亡ーードイツとスペイン 第3章 近世ーースファラディームとアシュケナジーム 1 オランダとオスマン帝国ーースファラディームの成立 2 ポーランド王国との邂逅ーーアシュケナジームの黄金時代 3 偽メシア騒動からの敬虔主義誕生ーーユダヤ教の神秘主義 第4章 近代ーー改革・革命・暴力 1 ドイツとユダヤ啓蒙主義ーー同化主義なのか 2 ロシア帝国とユダヤ政治ーー自由主義・社会主義・ナショナリズム 3 ポグロムとホロコーストーー東欧というもう一つのファクター 第5章 現代ーー新たな組み合わせを求めて 1 ソ連のなかの/ソ連を超えるユダヤ人ーー社会主義的近代化 2 パレスチナとイスラエルーー「ネーション」への同化 3 アメリカと文化多元主義ーーエスニシティとは何か むすび あとがき 参考文献 ユダヤ人の歴史 関連年表

死とは何か 宗教が挑んできた人生最後の謎

死とは何か 宗教が挑んできた人生最後の謎

中村圭志

中央公論新社/2024-10-21

死んだらどうなるのか。天国はあるのか。まだまだ生きたい。来世で逢おうーー。尽きせぬ謎だからこそ、古来、人間は死や転生、不老長寿を語り継いできた。本書は、死をめぐる諸宗教の神話・教え・思想を歴史的に通覧し、「死とは何か」に答える。ギリシアや日本の神話、ユダヤ教、キリスト教、イスラム教から、ヒンドゥー教、仏教、さらに儒教、神道まで。浮世の煩悩をはらい、希望へいざなう「死の練習」帳。 ■目次■ まえがき 序 章 物理的な死と来世観の始まり 1 二元論(霊魂説)への懐疑   物理主義と二元論   どちらが説明として優れているか? 2 来世、先祖、転生   霊魂信仰と葬式の起源   来世観よりも切実な葬送の儀礼   先祖という権威   生まれ変わりのモチーフ 3 文学的・思想的な組織化   来世についての語りの進化   思想や情念からの介入 4 脳神経が見せる神秘体験   認知の歪みがもたらす神秘   臨死体験と来世観の関係 PART1 古典的大宗教以前 死の文学と倫理の始まり 第1章 はっきりしない来世 日本神話の黄泉と常世   黄泉、常世、根の国ーー曖昧なる死者の空間   黄泉と死体の恐怖・穢れ 生と死の対決   オルペウスの冥界降り   常世と根の国   現世の延長としての他界? 第2章 詩人の修辞 ギリシア神話のハーデース   多重な《指向的構え》と言葉の巧みさ   死すべき者、人間   ホメロスの語る冥界探訪譚   大事なのはあくまで現世   地獄の先駆形?   ウェルギリウスの冥界ランド 第3章 思想家の正義 密儀宗教とプラトン 密儀宗教ーーオルペウス教団とピタゴラス教団   プラトンの独自な来世観 嬉々として死んだソクラテス 哲学は死の練習? 懐疑主義あるいは不可知論 第4章 神の介入 旧約聖書と終末の待望 古代イスラエル人の歴史   死後の世界シェオール   現世主義に生じた亀裂   終末論のディテール   ゾロアスター教の影響? PART2 一神教の来世観 終末、復活と審判、天国と地獄 第5章 死を乗り越えた神人 キリストの復活 キリスト教誕生の経緯   パウロの思考法   終末観はどうなったか?   死後の来世はどうなった?   死後すぐに実現する救い   死後と終末後ーー肉体の有無 第6章 復讐と大団円 黙示録の世界 「ヨハネの黙示録」ーー 終末のプロセス   黙示録のミーム   千年王国の解釈   「パウロの黙示録」と「ペトロの黙示録」   社会全体の救済 第7章 中間の発見 煉獄とダンテの『神曲』 地獄と煉獄の違い   煉獄誕生のプロセス   地獄・煉獄・天国三分法の文学化   地獄ツアーから始まる   南半球の煉獄山   天動説的な天国と神の至福直観   往生術、免罪符、宗教改革   カトリックとプロテスタントの死闘   『天路歴程』の霊的サバイバルゲーム 第8章 あえて詮索しない来世 ユダヤ教とイスラム教 ユダヤ教徒は死後の話をしない?   イスラム教の来世観   終末の経緯   楽園と火獄の様子   現実社会の掟 PART3 輪廻宗教の来世観 報いとしての転生と解脱 第9章 凡夫と修行者の運命 ウパニシャッドの輪廻観 ヴェーダとウパニシャッド   五火二道説   輪廻説のダークサイド   民衆の信仰 第10章 変化する世界は苦である 釈迦の洞察 王子の悩みと悟り   苦、無常、無我   神話的世界観としての輪廻   『ダンマパダ』の聖句の輪廻的解釈   地獄の責め苦   釈迦の大いなる死 矢の教え 第11章 増殖する地獄界と天界 須弥山世界と『往生要集』 須弥山宇宙の中の輪廻空間   地獄界   餓鬼、畜生、阿修羅、人の境遇  幾重にも重なる天界  仮初の監獄と孤独な囚人たち 第12章 聖域としての浄土 念仏往生と各種の方便 浄土の起源   阿弥陀仏を念ずる   救済のイメージトレーニング   極楽浄土の情景   源信の実践法   念仏至上主義   法華信仰 PART4 古典的大宗教の周辺(パラ)と以後(ポスト) 来世観から死生観へ 第13章 祖先祭祀と不老不死 儒教と道教の来世観 儒教の祖先祭祀   孔子の不可知論   道教の「生への執着」   不老長寿は東洋の錬金術?   仏教の中国化ーー『父母恩重経』と『盂蘭盆経』   仏教か道教か?ーー官僚主義的な地獄ビジョン   不可知論? 祖先祭祀? 不老不死? 十王信仰? 第14章 来世論への禁欲と耽溺 本居宣長と平田篤胤 日本仏教の変容ーー鎮護国家から葬式仏教まで   儒教と道教の影響   「神道」の創出ーー本地垂迹説から国学まで   神道としての来世観の始まり   死後について追究しない?ーー本居宣長   原理主義か懐疑主義か?   幽世から子孫を見守るーー平田篤胤   童子の臨死体験   幽冥界のその後 第15章 オカルトの台頭 近代西洋の心霊主義 一九世紀欧米の心霊主義   なぜ心霊主義が求められたか?   柳宗悦の場合   スヴェーデンボリと神智学   浅野和三郎と宮沢賢治   ニューエイジへ 第16章 死の言説の再構築 死生観と死生学 「死生観」言説の誕生   「武士道」言説と忠君的死生観   戦争で死にゆく者の断裂   死生観のその後   欧米人の死生観   死生学とグリーフケア死の通説を検証する哲学 終 章 現代人にとって死とは何かーー「自然に帰る」の意味 過去の時代のワイルドな来世観   死の問題の回帰   一方では死の覚悟、他方では死者の霊の実感   自然に帰る?   結論 あとがき 参考文献

ユダヤ人と近代美術

ユダヤ人と近代美術

圀府寺司

光文社/2024-06-19

本書に登場するのは、時代と場所に恵まれ、才能と運に恵まれ、歴史に名を残すことになった一握りのユダヤ系芸術家たちである。有史以来、離散、追放、移住、迫害を余儀なくされてきた人々は、どのようにして美術という世界と関わり、そこに自らの生を託してきたのかーー。これまで、いくつかの理由で語られることのなかった〈美術をめぐる静かな闘争〉を綴った貴重な物語。

人口からみた宗教の世界史

人口からみた宗教の世界史

宮田律

PHP研究所/2023-08-22

なぜ古代にはキリスト教徒が、中世にはムスリムが増えたのか。そして、キリスト教とイスラムの何が人々を惹きつけたのか。当初、ローマ帝国で迫害されたキリスト教はその後、国教化で信徒が急増。一方、イスラムもウマイヤ朝時代には世界の3人に1人がムスリムとなった。この2つの宗教が拡大した要因は、「女性」や「平等」にあるという。現在、ムスリムの増加率は70%で今世紀末にはイスラムが世界最大の宗教となる。その時、世界の価値観はどう変わっていくのか? 本書では、世界の宗教人口の推移やその背景となった要因を明らかにするとともに、今後世界でムスリム人口がいかに増えていくかを予想する。ヒトラーのナチス政権、また欧米やイスラエルの極右が考えるような一国家は一民族によって成り立つという「国民国家(ネーション・ステート)」の考えから国内の「異分子」を完全に排除することなどは現代世界では不可能であり、異なる文化をもった人々を円滑に取り込まなくてはならないことを、人口統計などを紹介することによって明らかにする。また、人口の動態変化にともなう宗教の相互作用がどのような学芸、文化を創り出したのか、あるいは政治的な衝突や対立を招いたのかを探り、さらに宗教人口の変化が今後どのように世界、あるいは日本に影響を及ぼしていくか、また日本の異文化との接触のあり方を考えたいと思う。(本書「はじめに」より) I 初期キリスト教の人口増加 II イスラム人口はなぜ増加したか III 中世・近世のヨーロッパ・キリスト教世界の人口動態 IV イスラム世界を逆転したキリスト教徒の人口増加 V ヨーロッパ・ナショナリズムと宗教 VI 宗教がせめぎ合うアメリカ大陸 VII 増加する世界のムスリム人口 VIII 現代世界の宗教人口の検討 【PHP研究所】

ユダヤ大富豪に伝わる最高の家庭教育

ユダヤ大富豪に伝わる最高の家庭教育

天堤太朗

青春出版社/2022-01-12

ユダヤ人は、世界人口のたった0.2%しかいないにもかかわらず、アインシュタインやボブ・ディランなどノーベル賞受賞者の20%強、スピルバーグなどアカデミー賞受賞者の30強%を占め、Googleやスターバックス、マクドナルドを創業するなど、世界でその才能を遺憾なく発揮している例が多い。なぜなのか? その秘密は、代々受け継がれている家庭での教育法にあった! どんな時代・社会になっても“自分で答えを見つける”“自分で稼げる”力を養うユダヤ式教育プログラムを、アメリカ在住のユダヤ人大富豪に師事し、その教えを徹底的に叩き込まれ、自らの子どもにも施している著者が、具体的に明らかにした一冊。

英国ユダヤ人の歴史

英国ユダヤ人の歴史

佐藤唯行

幻冬舎/2021-07-28

キリスト教誕生以来、ヨーロッパ社会には「反ユダヤ主義」がはびこるが、ユダヤ人たちは迫害に屈せず、移り住んだ地でタフに生き抜いてきた。とくに英国における成功は目覚ましい。一三世紀、エドワード一世はユダヤ人を国外追放するが、一七世紀、クロムウェルが再入国を許可。以後、彼らはロイド・ジョージ、チャーチル、サッチャーほか有力政治家と深く結びつき、一九世紀に銀行業を興したロスチャイルド家は、世界屈指の財閥に成長した。イギリス千年の盛衰に重大な役割を果たしたユダヤ人の足跡を読み解く。

疫病の精神史

疫病の精神史

竹下 節子

筑摩書房/2021-06-10

ペスト、赤痢、コレラ、スペイン風邪、新型コロナー、古代から現代まで、人類は疫病とどのように向き合ってきたのか。律法により衛生管理を徹底し「穢れ」を排除したユダヤ教と、病者に寄り添い「魂の救い」の必要性を説いたキリスト教。二つの価値観が対立しつつ融合し、やがて西欧近代という大きな流れへと発展してゆく。聖書に描かれた病者たち、中世の聖者や王が施す治療、神なき現代社会で「健康」を消費する現代医学。疫病に翻弄される世界の歴史を描き、精神の変遷を追う。

ユダヤ人とユダヤ教

ユダヤ人とユダヤ教

市川裕

岩波書店/2019-05-16

啓典の民、離散の民、交易の民、さまざまな呼び名をもつユダヤの人びと。苦難の歩みのなか、深遠な精神文化を育む一方、世を渡る現実的な悟性を磨いてきた。歴史をたどりながら、その信仰、学問、社会、文化を知る。

金儲けの精神をユダヤ思想に学ぶ

金儲けの精神をユダヤ思想に学ぶ

副島隆彦/SNSI副島国家戦略研究所

祥伝社/2018-07-01

金儲けの精神をユダヤ思想に学ぶ

ユダヤとアメリカ - 揺れ動くイスラエル・ロビー

ユダヤとアメリカ - 揺れ動くイスラエル・ロビー

立山良司

中央公論新社/2018-03-09

イスラエルとアメリカは「特別な関係」といわれる。その結節点にあったのが、強い結束と豊富な資金により、政府や世論に絶大な影響力を見せてきたイスラエル・ロビーだ。彼らはイスラエルのためにアメリカの政財界に働きかけを行う連合体である。しかし近年、若年層を中心に「イスラエル絶対支持」を疑問視する声が増えている。アメリカの外交、経済、さらには大統領選をも左右する彼らの実態を、今明らかにする。

入門ユダヤ思想

入門ユダヤ思想

合田正人

筑摩書房/2017-08-25

ディアスポラ以降、世界中に散り散りとなり、それでもなお一つの「民族」という名のもとに存続しつづけてきたユダヤ。彼らは、現実の地上において安定した土地を見いだすことはできず、また自分の内面においてもアイデンティティを見いだすことはできない宿命にあった。そのため、彼らは歴史の中で、混乱と分裂と抗争の種となり、社会の不安や憎悪をかき立ててもきた。そうした中で、ユダヤはどのように、自分たちを世界内に位置づけようとしてきたのか? 本書では、そうしたユダヤ思想を知ることのできる主要な書物を追いながら、その核心へ踏み込んでいく。

指揮官の決断 満州とアッツの将軍 樋口季一郎

指揮官の決断 満州とアッツの将軍 樋口季一郎

早坂 隆

文藝春秋/2017-06-30

ユダヤ人「命のビザ」救出劇はもう一つ存在した! リトアニアの外交官、杉原千畝(ちうね)が逃げてきた約六千人ものユダヤ人難民に対して特別ビザを発給し、その命を救った救出劇は多くの人に知られている。 しかし、その二年半前、満州のハルビン特務機関長だった樋口季一郎が、ナチスの迫害からソ満国境の地まで逃げてきたユダヤ人難民に対し特別ビザの発給を実現させた「オトポール事件」は歴史の中に埋没してしまった。 そのユダヤ人救出劇から5年、北方軍司令官となっていた樋口は札幌・月寒の軍司令部にいた。 彼の指揮下にあるアッツ島には無数の米軍上陸部隊が押し寄せていた。樋口は現地軍に対して一度は「増援部隊」を送ることを伝えた。しかし大本営の決定により、増援部隊の派遣は中止となる。樋口は涙を流しながら、その命令を現地に伝えたという。 アッツ島は玉砕。かつて満州の地において多くのユダヤ人を救った男は部下の命を助けることができなかった。オトポール事件の立役者は「日本初の玉砕戦の指揮官」という汚名をかぶることとなってしまう。 本書は運命に翻弄された元陸軍中将、樋口季一郎の生涯を追ったノンフィクションである。

続 まんが パレスチナ問題 「アラブの春」と「イスラム国」

続 まんが パレスチナ問題 「アラブの春」と「イスラム国」

山井 教雄

講談社/2015-08-20

ユダヤの少年ニッシム、パレスチナの少年アリ、そして智恵のある「ねこ」を語り部に、パレスチナ問題を4000年前から現代まで、わかりやすく説明。中高生から大人までおすすめ。日本人にも関係のあるパレスチナと中東を巡る世界の大問題を理解するには、まずはこの一冊から。 宗教、民族、資源、復讐の歴史などが複雑に絡み合い、 世界の大問題の根幹ともいえる「パレスチナ問題」。 前作『まんが パレスチナ問題』では、ユダヤの少年ニッシム、パレスチナの少年アリ、そして智恵のある「ねこ」を語り部に、 パレスチナ問題を4000年の歴史を遡り、わかりやすく説明、 中高生から大人まで、多くの人の支持を集めました。 前作より10年、さらに混迷を深めるパレスチナ・中東問題を 前作と同じ二人とねこが解説します。 日本人にも関係のあるパレスチナと中東問題を理解するには、 まずはこの一冊から。 まんが パレスチナ問題 アリとニッシム ユダヤ教 キリスト教 イスラム教 十字軍 フランス革命 第1次世界大戦 第2次世界大戦とホロコースト イスラエル建国 第1次、第2次中東戦争 第3次中東戦争とPLO 第4次中東戦争とサダト キャンプ・デービッド合意 インティファーダ 湾岸戦争 オスロ合意 第2インティファーダ 9.11 エピローグ あとがき 本書関連略年表 索引 続 まんが パレスチナ問題 まえがき プロローグ 10年後の再会 ガザ返還とハマスの勝利 イスラエルのガザ侵攻とヒズボラとの戦い イスラエル、ガザ侵攻再び オバマ登場 アフガニスタン戦争 イラク戦争 アラブの春 (1)チュニジア編 アラブの春 (2)エジプト編 アラブの春 (3)リビア編 アラブの春 (4)シリア編 「イスラム国(IS)」 再びパレスチナ エピローグ ニッシムの旅行 あとがき 本書関連略年表 索引

ユダヤ教 キリスト教 イスラーム ーー一神教の連環を解く

ユダヤ教 キリスト教 イスラーム ーー一神教の連環を解く

菊地章太

筑摩書房/2015-03-27

ユダヤ教もキリスト教もイスラームも「たったひとりの神」を持つ宗教である。もとをたどれば同じひとりの神だった。それが「それぞれの神」になったとき、地球の表面が変わった。宗教史のうえでは突発的・変則的であった一神教が、なぜ諸宗教をしのぐまでに発展し、世界の底流となりえたのかーー。出発点であるユダヤ教と、そこから枝分かれしたキリスト教とイスラームを視野に入れ、より大きな広がりのなかで一神教の特質を把握する。「聖戦」「不寛容」「平等」「福祉」「契約」などの題材にふれながら、歴史に決定的な影響を与えた三宗教の連環を解き、一神教の光と闇にせまる比較宗教学の入門書。

ユダヤ人とクラシック音楽

ユダヤ人とクラシック音楽

本間ひろむ

光文社/2014-10-17

クラシック音楽は、ユダヤ人を抜きにしては語れないーー。特に20世紀に入ると、ハイフェッツやホロヴィッツのような花形演奏家が登場し、シェーンベルクやスティーヴ・ライヒといった作曲家たちが現代音楽を牽引するようになった。ユダヤ人音楽家は何によって覚醒し、ブレイクスルーするに至ったのか。本書では4つのキーワードを軸に、彼らがどのように西洋音楽のシーンに関わってきたのかを検証し、異彩を放ち続ける秘密に迫る。

一神教と国家 イスラーム、キリスト教、ユダヤ教

一神教と国家 イスラーム、キリスト教、ユダヤ教

内田樹/中田考

集英社/2014-09-26

「ユダヤ教、キリスト教、イスラームの神は同じ」「戒律を重んじるユダヤ教とイスラームのコミュニティは驚くほど似ている」「千年以上にわたって中東ではユダヤ教、キリスト教がイスラームのルールに則って共存してきた」。なのに、どうして近現代史において衝突が絶えないのか?本書は、日本ではなじみが薄い一神教の基礎知識を思想家内田樹とイスラーム学者中田考がイスラームを主軸に解説。そして、イスラームと国民国家、アメリカ式のグローバリズムの間にある問題を浮き彫りにし、今後の展望を探る。【目次】序 レヴィナシアン・ウチダ、ムスリム中田先生に出会う 内田 樹/第一章 イスラームとは何か?/第二章 一神教の風土/第三章 世俗主義が生んだ怪物/第四章 混迷の中東世界をどう読むか/第五章 カワユイ(^◇^)カリフ道/補遺 中東情勢を理解するための現代史 中田 考/跋 未だ想像もできないものへの憧憬 中田 考

「モザイク一家」の国境なき人生〜パパはイラク系ユダヤ人、ママはモルモン教アメリカ人、妻は日本人、そして子どもは……〜

「モザイク一家」の国境なき人生〜パパはイラク系ユダヤ人、ママはモルモン教アメリカ人、妻は日本人、そして子どもは……〜

長坂道子

光文社/2013-05-24

生粋の日本人である著者がパリで出会い、結婚することになった相手。はじめは単なるアメリカ人と思っていたが、その父親はアラブ人風のユダヤ人(イラク出身)、母親は北欧がルーツのモルモン教アメリカ人だった。その息子である夫との間には一男一女。この国籍不明の一家に起こる、さまざまな日常的な葛藤や冒険の物語は、ささやかなようで、そこから大きく時空を飛び越えて、世界史的規模を持って西へ東へ広がっていくーー。

イスラエル

イスラエル

三井美奈

新潮社/2010-09-20

人口わずか七五〇万の小国イスラエルは、度重なる戦争を切り抜けながら、いかにして超大国アメリカを動かすに至ったかー。そのおそるべき危機管理能力、国防意識、そして周到な外交術とは。強固な二国間関係を生んだ「伝説のロビイスト」や米国ユダヤ系社会から、ホロコーストの生き証人らユダヤ移民たち、そして情報機関モサドの元長官にペレス現大統領まで。四年におよぶ取材を通じて迫った、生身のユダヤ国家。

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