#民主 の新書一覧

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限界地方政治 〜民主主義崩壊を読み解く6つの視点〜

限界地方政治 〜民主主義崩壊を読み解く6つの視点〜

黒猫ドラネコ/菅野完/清義明/選挙ウォッチャーちだい/畠山理仁/松本創

扶桑社/2026-07-01

荒れる選挙とモラルの欠如、民主主義は地方からぶっ壊れている! なぜ「無法者」が議員になってしまうのか?なぜ選挙が「デタラメ」にハックされてしまうのか? 近年、日本各地の地方自治体で、 ・学歴詐称や倫理問題を抱えた首長 ・ヘイトスピーチやデマを平然と垂れ流す議員 ・陰謀論や排外主義を主張して当選してしまう議員 が見受けられる。 かつて「泡沫候補」と呼ばれたユニークな候補は、もうその「面白さ」を失い、単に民主主義を破壊する存在になりつつある。 これらは単なる「人物の資質」の問題ではない。 人口減少、産業空洞化、外国人労働への依存、環境問題、文化摩擦、情報環境の劣化といった地方が抱える構造的問題が、 倫理なき政治家や分断を煽る勢力にとって“利用しやすい土壌”になっているのではないか? 本書は、地方議会・地方選挙の現場に赴き、その様子をつぶさに報じてきた6人の視点で、「なぜ地方から民主主義が壊れているのか」を多角的に検証した書籍である。

世界政治3 ーー政党政治のゆくえ

世界政治3 ーー政党政治のゆくえ

岩崎正洋/松尾秀哉

筑摩書房/2026-06-10

政党や政党システムから 現代の構造を理解するーー トランプを支えているのも 政党政治である 現代の政治の基本は政党にある。全体主義体制ですら、ナチスやファシスト党が政治の中心にあったが、現在でも民主主義体制であれ権威主義体制であれ、政党政治を見ていくことがその国の政治理解の基本となる。 政党と政党システムがどのように機能しているのかを、日本をはじめアメリカ、ヨーロッパ諸国のさまざまな例とともに、公式および非公式の政治制度と政党システムがいかに関連しているのかを検証。 世界の政党政治のパターンとそこから導き出される政治構造を解明する。 === 【目次】 序章 政党政治をどのように捉えるか(岩崎正洋) 第1章 連合理論で読み解く日本の連立政権ーー自公から自維へ(山本健太郎) 1 日本における連立の組み換え 2 連合理論とは何か 3 自公連立の位置付け 4 自維「連立」と中道改革連合 第2章 トランプ大統領を勢いづけるアメリカ二大政党政治(岡山裕) 1 アメリカの二大政党の特徴 2 民主主義の後退の危機と政党政治 3 分極化・拮抗状況下の政策形成 4 各州の政治とアメリカの民主主義の行方 第3章 ドイツ政党政治の歴史的・構造的変化(安井宏樹) 1 ドイツ政治を見ることの意義 2 戦前の混乱 3 西ドイツ時代の安定 4 統一後の動揺 第4章 イタリアの政党支配体制は終わったのか(伊藤武) 1 政党支配体制の克服としてのイタリア第二共和制 2 第二共和制の政党と政党システム 3 個人政党における政党規律と政党イメージ 4 政党支配体制の終焉と持続の間 第5章 揺らぐイギリス二大政党制(近藤康史) 1 イギリスの二大政党制の歴史と論理 2 イギリス二大政党制の変化 3 変化の効果と要因 4 二大政党制は生き残れるか? 第6章 オランダの分断社会と国民統合ーー多極共存型デモクラシー論から考える(水島治郎) 1 オランダと多極共存型デモクラシー論の展開 2 多極共存型デモクラシーの国際的広がり 3 多様性と包摂のディレンマ 第7章 スウェーデンの選挙と政党政治(渡辺博明) 1 政党政治と制度的条件 2 政党システムの基本構造 3 政党間競合の変化 4 民主政治と政党 第8章 政党組織の収入と支出ーー政党助成を中心に(浅井直哉) 1 政党への公的助成 2 日本における政党助成 3 「経費」か「利益」か 第9章 中欧 政党衰退時代の新政党政治(中田瑞穂) 1 中欧諸国の政党 2 ポーランドーー「法と公正」対市民プラットフォーム 3 ハンガリーーーオルバーンのフィデスとイリベラル・デモクラシー 4 チェコーーヴェイレンス・イシューの政党政治 5 スロヴァキアーーフィツォの「方向」対進歩スロヴァキア 6 政党衰退時代の新政党政治 第10章 社会不満と政治的対立軸(伊崎直志) 1 分断はどこから来たのかーー世界政治の共通状況 2 不平等の経験と社会構造 3 不満はいかに「価値対立」として現れるのかーーGALーTAN軸の構造 4 対立の構図に目を向ける コラム1 政党の組織と政治家のリクルート(網谷龍介) コラム2 政党メンバーシップと政党組織(堤英敬) コラム3 社会の個人化時代における政党組織と政党法制(濱本真輔) コラム4 シンガポールと東アジアの一党支配体制(金丸裕志) コラム5 ラテンアメリカの政党と社会(磯田沙織) コラム6 権威主義体制の政党政治(中井遼) あとがき(岩崎正洋) 【各章・コラム執筆者】 山本健太郎 國學院大學法学部教授 岡山裕 慶應義塾大学法学部教授 安井宏樹 神戸大学大学院法学研究科教授 伊藤武 東京大学大学院総合文化研究科教授 近藤康史 名古屋大学大学院法学研究科教授 水島治郎 千葉大学大学院社会科学研究院教授 渡辺博明 龍谷大学法学部教授 浅井直哉 日本大学法学部准教授 中田瑞穂 明治学院大学国際学部教授 伊崎直志 同志社大学大学院総合政策科学研究科博士後期課程 網谷龍介 津田塾大学学芸学部教授 堤英敬 香川大学法学部教授 濱本真輔 大阪大学大学院法学研究科教授 金丸裕志 和洋女子大学国際学部教授 磯田沙織 神田外語大学外国語学部准教授 中井遼 東京大学先端科学技術研究センター教授

入門 現代政治学 選挙から政治家・政党、メディアまで

入門 現代政治学 選挙から政治家・政党、メディアまで

松林哲也

中央公論新社/2026-05-22

そもそも政治とは何か、体系は見えにくい。 選挙で投票しなかったら不都合はあるのか。 政治家は誰の意見を重視するのか。 政党は何のために存在しているのか。 経済や生活にどんな影響を及ぼすのか。 政治は有権者を幸せにしているのか。 本書では、選挙、政治家、政党、有権者、メディア、民主主義などの基本概念をつなぎ合わせ、最新の政治学の理論と動向を紹介。 データをもとに、現在の民主政治の全体像を描き出す。 【目次】 まえがき 序 章 選 挙ーーなぜ大切なのか 政治とは何か  有権者と政治家  政治家をコントロールする  三つの例ーー景気対策、選択的夫婦別姓制度、汚職  本書の目的  選挙とは何かーー三つの条件  選挙の機能1ーー選抜機能  選挙の機能2ーー賞罰機能  有権者、政党、政府  選挙の追加的機能ーー多数派の尊重と暴力の抑止 第1章 政治家ーー誰が選ばれるのか 私たちは政治家の何を見ているか  好みと属性  政治家の出馬  選挙に勝つ見込み、出馬のコスト  属性の特徴ーー資産、学歴、年齢、性別、世襲  経済的地位や性別がもたらす影響  政治家の能力  能力と属性のトレードオフ  利己的動機と利他的動機  まとめ 第2章 政 党ーーなぜ存在するのか 別の主役  政党=好みが近い仲間とのチーム  好みの近さはなぜ重要か  政策パッケージと選抜機能  政党の業績と賞罰機能  景気に関する業績  政党誕生の歴史  イギリスの二大政党  政党とイデオロギー  左派と右派、リベラルと保守  社会文化をめぐるイデオロギー  イギリスの政党のイデオロギー立場  日本の政党のイデオロギー立場  極右政党とポピュリズム  まとめ 第3章 有権者ーー政治に何を求め、どう選ぶのか 理想的な有権者  忙しい有権者  有権者のイデオロギー立場  イデオロギー立場と政策選好  有権者の立場の形成  選抜の基準ーー争点投票  直観的な判断ルール  賞罰の基準としての経済状況  経済成長と与党得票率  投票1ーーベネフィットとコスト  投票2ーー教育水準、年齢  まとめ 第4章 メディアーー欠かせない存在なのか 情報を有権者に届ける  メディアからの情報  報道機関は偏向しているか  メディアの機能1ーー学習  メディアの機能2ーー説得  誘発とフレーミング  デジタルメディアの影響  SNSの効用  誰が情報に接触するのか  選択的接触、エコーチェンバー、フィルターバブル  メディアと民主主義  まとめ 第5章 選挙制度ーー競争のあり方は変わるのか 選抜機能と賞罰機能は両立するか  政党の数が多い場合  政党が二つの場合  選挙制度の特徴ーー比例代表制と多数代表制  機械的効果と心理的効果  各制度の目標の違い  選挙制度と政党数  民意と議会の関係  選挙制度と業績投票  二つの制度のメリットを活かす  選好と質のトレードオフ  中選挙区制の弊害  まとめ 第6章 民主主義ーー誰の意見が通るのか 前章までのまとめ  多数派と中位投票者  政党のイデオロギー立場や動員  民意の実現1ーー政策の中身  民意の実現2ーー 与党のイデオロギー  民意の実現3ーー参政権  民意の実現4 ーー民主主義の導入  ロビンフッド・パラドックス  なぜ経済的不平等は拡大するのかーー献金、ロビー活動、バイアス  くじ引き民主主義、ロトクラシー  まとめ 終 章 政治は私たちのものなのか 楽観的でいいのか  少数派の横暴  分断を生み出すアイデンティティ政治をこえて  民主主義を生きる あとがき 参考文献 索 引

世界政治1 ーー民主化と権威主義化

世界政治1 ーー民主化と権威主義化

岩崎正洋/松尾秀哉

筑摩書房/2026-04-09

トランプやプーチンはなぜ出現したのか 民主主義はどうなるのかーー 世界の今がわかる 新しい政治学入門 世界の政治が、日本人から遠い存在になってしまっている。それは、国際政治学では説明しきれないテーマや出来事が数多くあるからでもあろう。そこで第一線の政治学者の知を結集し、比較政治学のツールで世界各国の政治を見ていくのが、新シリーズ『世界政治』。第1巻では、近年世界を席巻している「民主主義の後退」と「権威主義化」の二つの現象を考察。世界各国のケースを紹介しつつ、最新の政治的現象の分析から構造的な問題の俯瞰までをカバーする、全く新しい政治学入門。 === 【目次】 序章 世界政治をどうみるか(岩崎正洋) 第1章 世界政治における民主主義の問題(杉浦功一) 1 世界政治における民主主義の危機? 2 民主主義の後退 3 民主主義の防衛へ向けて 第2章 アメリカの民主主義の現在(梅川葉菜) 1 現代アメリカの民主主義ーー枠組みと問題関心 2 包摂と排除の政治 3 代表制の歪みと過大代表された政党による統治 4 現代アメリカと民主主義の脆弱性 第3章 個人化するロシアの権威主義体制(溝口修平) 1 新たな独裁者の時代 2 プーチンによる権力掌握 3 エリートの統制 4 第二次プーチン政権における個人化の進展 5 ウクライナ侵攻とロシアの行方 第4章 タイの民主主義に未来はないのかーー革新派政党の挑戦(外山文子) 1 「民主主義の後退」の先駆けーークーデタ13回のタイ 2 既得権益ネットワークの形成と拡大ーー民主主義vs「ディープ・ステイト」 3 民主主義のラストホープ?ーータイ革新派政党の誕生 4 あくまで議場で戦うーー革新派政党の戦略転換と苦悩 第5章 カンボジア「民主化」後の世襲独裁ーー人民党支配の半世紀(山田裕史) 1 「民主化」という逆説ーーカンボジアからの視座 2 人民党支配の起源と構造 3 独裁強化と王朝化の進展ーー選挙操作から世襲へ 4 越境する権威主義ーー日本という最前線と民主化支援への教訓 第6章 インドネシアにおける民主主義の後退(増原綾子) 1 民主主義の定着から後退へ 2 民主的な制度構築と民主政治の実践ーー第一フェーズから第二フェーズまで 3 民主化進展の裏で構造化する問題 4 民主主義後退の時代ーー第三フェーズ 5 なぜインドネシアで民主主義は後退しているのか 第7章 エクアドル民主制のゆくえーー後退からの脱却(宮地隆廣) 1 ラテンアメリカにおける民主制の後退 2 エクアドルにおける民主制の後退 3 民主制の後退からの脱却 4 民主制の後退に対する捉え方 第8章 南アフリカの民主主義の現在地(牧野久美子) 1 南アフリカの民主化と一党優位 2 優位政党としてのANC 3 ANC一党優位の衰退と終焉 4 ポスト一党優位時代の南アフリカの民主主義 第9章 アラビア半島の権威主義国家ーー石油・君主制・移民(松尾昌樹) 1 権威主義国の優等生 2 君主制 3 石油ーーレンティア国家とは何か 4 移民エスノクラシーーー移民を権威主義統治に活用する 第10章 国際的な民主化支援とその激変(市原麻衣子) 1 激変する民主化支援 2 米国による民主化支援の大幅な弱体化 3 他国による民主化支援への期待と現状 4 変化が及ぼす影響 5 今後の展望 コラム1 独裁体制の変貌(東島雅昌) コラム2 韓国の民主化と権威主義の遺産(安周永) コラム3 中国政治と民主化論(小嶋華津子) コラム4 ベネズエラの政治危機(宮地隆廣) コラム5 競争的権威主義の欺瞞を突くモザンビークのZ世代(網中昭世) コラム6 国連と民主化(杉浦功一) 【各章・コラム執筆者】 杉浦功一 文教大学国際学部教授。 梅川葉菜 駒澤大学法学部教授。 溝口修平 法政大学法学部教授。 外山文子 筑波大学人文社会系准教授。 山田裕史 新潟国際情報大学国際学部教授。 増原綾子 亜細亜大学国際関係学部教授。 宮地隆廣 東京大学大学院総合文化研究科教授。 牧野久美子 日本貿易振興機構アジア経済研究所主任調査研究員。 松尾昌樹 宇都宮大学国際学部教授。 市原麻衣子 一橋大学大学院法学研究科教授。 東島雅昌 東京大学社会科学研究所教授。 安周永 龍谷大学政策学部教授。 小嶋華津子 慶應義塾大学法学部教授。 網中昭世 アジア経済研究所地域研究センター・アフリカ・ラテンアメリカ研究グループ長。 ===

自由民主主義とは何か

自由民主主義とは何か

田中拓道

筑摩書房/2026-03-11

経済格差の拡大、排外主義や権威主義の広がり、極右ポピュリズムの台頭ーー。西洋で生まれ、二〇世紀に日本を含め世界中に広がった自由民主主義の理念が、大きく揺らいでいる。選挙で代表を選び、法や議会の下、個人の自由や多様性を尊重するこの原理は、はたして普遍的か。リベラリズムとデモクラシーの起源から、世界大戦による破局を経て、新自由主義、代表制民主主義、フェミニズム、ケアの倫理まで。ときに矛盾を孕みながら世界を覆い、いま大きな苦境に陥る思想の系譜を問う。

現代ファシズム論 何が民主主義を壊すのか

現代ファシズム論 何が民主主義を壊すのか

山口二郎

朝日新聞出版/2026-01-13

米国のトランプ再選、欧州での極右政党の勃興、日本人ファースト……今、世界は自国第一主義に回帰し、民主主義が危機に瀕している。「分断」「対立」「排外」の潮流がなぜ生まれたのか。その原因を世界の戦後政治の政策からひもとき、混迷の時代を乗り越える術を提言。

炎上で世論はつくられる ーー民主主義を揺るがすメカニズム

炎上で世論はつくられる ーー民主主義を揺るがすメカニズム

山口真一

筑摩書房/2026-01-08

刹那的な感情を煽る「ネット炎上」、真偽不明の「フェイク情報/陰謀論」の拡散は以前から問題視されてきたが、今や政治の世界を覆い、選挙結果を左右するまでになった。米大統領選から参院選まで、注目を集めることに最適化した極端な主張を持つ候補者が支持を得た。既存の政治を破壊するネットの論理とメカニズムとは何か。今後ますますスタンダードになるであろうSNSの暴力と、私たちはいかに対峙すべきか。近年、急激に進む政治とネットの融合を、若き第一人者が問い直す。

民度ー分極化時代の日本の民主主義

民度ー分極化時代の日本の民主主義

善教将大

中央公論新社/2025-10-21

人々の生活や文化程度、民主政治への成熟度を意味する民度。 本書は民度をキーワードに、日本の政治の現状を描く。 さまざまなデータや方法論から、投票参加、党派性、投票行動、若年層の行動、テレビ・新聞といったマスメディアや、大きく擡頭するソーシャル・メディアの影響などをトピックとして取り上げ分析。 日本人の政治意識・行動を追う。いま世界で危機に瀕する民主主議。 分断とポピュリズムの波は日本まで来たのか。 その「現在地」を描き出す。

民主主義の死角 つくられた高齢者と若者の分断と対立

民主主義の死角 つくられた高齢者と若者の分断と対立

鵜飼健史

朝日新聞出版/2025-10-10

【宇野重規・國分功一郎・白井聡 推薦】 宇野重規「民主主義と年齢の関係を明快に読み解く快著」 國分功一郎「年齢はまさしく『民主主義の死角』 冷静な政治論を導き出すための必読の書」 白井聡「デモクラシーと年齢、タブーなき議論は市民の資格を問い直すことだ」 *   *   * 「高齢者が優遇され、若者が軽視されている」 高齢者の割合がますます高まり、シルバー・デモクラシーに対し、多くの若者が不信感を抱いている。 この問題の根幹にあるものは何か。民主主義と年齢を巡る知の思索がここから始まる。 ◆目次◆ 序論 年齢と政治思想史 第1章 シルバー・デモクラシーの正体 第2章 未成年者不在の政治史 第3章 子どもと尊厳の民主主義  終わりにーー適正年齢とその周辺   あとがき

政治資金規正法 政治活動と民主主義のルールブック

政治資金規正法 政治活動と民主主義のルールブック

竹内彰志

中央公論新社/2025-06-20

政治資金規正法は、政治活動の公明と公正を確保するため、一九四八年に施行された。しかし、政治とカネの問題は繰り返し生じて、その度に改正してきた。本書は、議員たちの収入と支出や、現在までの歴史的経緯を踏まえ、同法の枠組みを示す。さらに政治資金パーティーなどの事例を通じ、金銭の動きなども解説。そのうえで情報公開のあり方や今後の課題などを論じる。政治活動や選挙運動で注意すべき点なども多く扱う。

テクノ専制とコモンへの道 民主主義の未来をひらく多元技術PLURALITYとは?

テクノ専制とコモンへの道 民主主義の未来をひらく多元技術PLURALITYとは?

李舜志

集英社/2025-06-17

世界は支配する側とされる側に分かれつつある。その武器はインターネットとAIだ。シリコンバレーはAIによる大失業の恐怖を煽り、ベーシックインカムを救済策と称するが背後に支配拡大の意図が潜む。人は専制的ディストピアを受け入れるしかないのか? しかし、オードリー・タンやE・グレン・ワイルらが提唱する多元技術PLURALITY(プルラリティ)とそこから導き出されるデジタル民主主義は、市民が協働してコモンを築く未来を選ぶための希望かもしれない。人間の労働には今も確かな価値がある。あなたは無価値ではない。テクノロジーによる支配ではなく、健全な懐疑心を保ち、多元性にひらかれた社会への道を示す一冊。

西洋近代の罪 自由・平等・民主主義はこのまま敗北するのか

西洋近代の罪 自由・平等・民主主義はこのまま敗北するのか

大澤真幸

朝日新聞出版/2025-04-11

終わりが見えないウクライナ戦争にガザ戦争。トランプ大統領の再選で、自由・平等を基盤とする民主主義がゆらいでいる。ヨーロッパにおける右派勢力の躍進から、選挙のたびに民主主義に亀裂が入っているように見える。社会の現状を的確に分析し、普遍的な価値の意義と日本の取るべき道を問い直す、実践社会学講義。

2時間で一気読み 13歳からの政治の学校

2時間で一気読み 13歳からの政治の学校

橋下徹

PHP研究所/2024-09-27

大人こそ必読の政治入門「裏金をつくる政治家が日本に必要?」「選挙って行く意味あるの?」。そんな疑問を持ったら、もしくは聞かれたら、誰もが経験している学校を思い出してほしい。本書では、政治の現場を知り尽くした著者が、政治の世界を学校に見立てながら解説。政治家、選挙、派閥、三権分立、民主主義ーー。これらの仕組みを理解すれば、学校や会社での「政治」にも役に立つ! 【本書の目次(項目一部抜粋)】はじめに ●「政治」を根本から考える必要性 ●権力者に「NO!」と言える国、ニッポン ●水と安全が“タダ”で手に入らない時代がやってくる? 第1章:「民主主義」って何ですか?→血を流すことなく、現状を変えられる力です ●「政治なんて興味ない」では自分が損をする ●全員による「直接民主制」、代弁者を選ぶ「間接民主制」 ●日本の政治家はお金をもらいすぎ? 第2章:なんで「選挙」が大事なんですか?→政治家にプレッシャーを与えるためです ●「シルバー民主主義」はなぜ起きるのか ●政治家は「選挙に行かない有権者」を無視する ●「あなたの1票」は政治家へのプレッシャーになる 第3章:なんでネット選挙できないんですか?→与党政治家は、無党派層に選挙に行ってほしくないからです ●政権に緊張感を与える、だから「政権交代」は必要 ●政治家を新陳代謝するための3つの提案 ●ネット投票が進まない本当の理由 第4章:なんで日本では「首相」を直接選べないんですか?→そのほうが国会議員にとって得だからです ●なぜ日本では「首相」を直接選べないのか ●日本の首相は国会議員のほうを向いている? ●なぜ日本の政治では「派閥」が力を持つのか 【PHP研究所】

ルポ フィリピンの民主主義 ピープルパワー革命からの40年

ルポ フィリピンの民主主義 ピープルパワー革命からの40年

柴田直治

岩波書店/2024-09-25

アジアや東欧の民主化の先駆けとなったピープルパワー革命から約40年.国を追われた独裁者の息子が大統領となり,父の戒厳令下での人権侵害や蓄財の記憶が消されようとしている.SNSが偽情報を拡散し,伝統メディアが衰退する今,フィリピンの民主主義の姿は.長年の現地取材から描く渾身のルポ.

アメリカ革命 独立戦争から憲法制定、民主主義の拡大まで

アメリカ革命 独立戦争から憲法制定、民主主義の拡大まで

上村剛

中央公論新社/2024-08-20

1776年に独立を宣言した13植民地がイギリスとの戦争に勝利し、憲法を創り、合衆国に生まれ変わったアメリカ革命。人民主権、三権分立、二大政党のモデルは、民主政治の基礎となった。なぜ弱小国は革命を遂げ、覇権国家になったのか。植民地時代から独立戦争、建国者たちが死闘を演じた憲法制定、党派の始まり、南北戦争へ。大西洋をこえたスケールから、先住民・黒人奴隷の視点もふまえ、70年の歴史を清新に描きだす。

民主党政権 失敗の検証 日本政治は何を活かすか

民主党政権 失敗の検証 日本政治は何を活かすか

日本再建イニシアティブ

中央公論新社/2024-03-29

二〇〇九年九月に国民の期待を集めて誕生した民主党政権は、一二年一二月の総選挙での惨敗により幕を閉じた。実現しなかったマニフェスト、政治主導の迷走、再建できなかった財政、米軍基地をめぐる混乱、中国との関係悪化、子ども手当の挫折、党内対立、参院選敗北ーー。多岐にわたる挑戦と挫折は、日本政治にどんな教訓を残したのか。ジャーナリスト・船橋洋一を中心としたシンクタンクによる、民主党政権論の決定版。

子ども若者抑圧社会・日本〜社会を変える民主主義とは何か〜

子ども若者抑圧社会・日本〜社会を変える民主主義とは何か〜

室橋祐貴

光文社/2024-03-21

変化の激しい時代に旧来の価値観で政治が行われ、閉塞感が漂う日本。先進諸国で若い政治リーダーが台頭している中、なぜ日本だけ変われないのか? 「子どもや若者は未熟な存在」とみなし、政治参加はもちろん、社会への参画も認められず、「ブラック校則」などで徹底的に管理される現状を問い、若者が社会の一員として主体的に扱われる他国の実情や若者が参加できる成熟した民主主義を示す。

民主主義の危機 AI・戦争・災害・パンデミックーー世界の知性が語る地球規模の未来予測

民主主義の危機 AI・戦争・災害・パンデミックーー世界の知性が語る地球規模の未来予測

イアン・ブレマー/フランシス・フクヤマ/ニーアル・ファーガソン/ジョセフ・ナイ/ダロン・アセモグル/シーナ・アイエンガー/ジェイソン・ブレナン/大野和基

朝日新聞出版/2024-03-13

中東やウクライナでの戦争をはじめ、ポピュリズムとAIの台頭という社会構造の激変は世界をどう変えるか。かつてない民主主義の危機に、今、世界で最も注目される知性の言葉からヒントを探る。I・ブレマー、F・フクヤマ、J・ナイ、S・アイエンガー、D・アセモグルほか。

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