#哲学 の新書一覧

哲学を、別の角度から

哲学と選んだ言葉、両方に関わる新書です。

正義を考える

正しさと社会の関わりを考える。

人間・生き方

自己や幸福を哲学から考える。

宇宙開発の哲学〜科学ではわからない最後の問い〜

宇宙開発の哲学〜科学ではわからない最後の問い〜

立花幸司

光文社/2026-06-17

1100円

宇宙を開発することは地球にとって何の役に立つのか? どうすれば争いを起こさず平和に利用できるのか? そもそも、人類は宇宙に進出してでも生き延びるべきなのか? 宇宙開発における安全保障、環境問題、文明観の対立など、科学やビジネスだけでは答えの出せない問いを、哲学研究者がアリストテレスやカントの議論をもとに、「宇宙倫理学」の視点で考える。

生まれたくなんかなかったのに それでも生きるための哲学

生まれたくなんかなかったのに それでも生きるための哲学

小島和男

幻冬舎/2026-05-27

1003円

生まれたくなかった。でも、生まれてしまった。 その感情から始まる哲学があるーー反出生主義だ。 苦しみは、生まれたことに伴って生じる。 食べていくための労働、結婚しないことへの不安、孤独の居心地の悪さ、そして避けられない老いと病。生きづらさは、甘えや怠けのせいではない。望んでもいないのに、不完全な制度と社会のもとに生まれ落ちたからなのだ。 問題は社会であって、個人ではない。その構造を見抜くことで、自らの苦痛を減らす道筋が見えてくる。 反出生主義の哲学者による、自分を守るための人生論。

新版 哲学の謎

新版 哲学の謎

野矢茂樹

講談社/2026-05-20

1210円

他人ってなんだろう? 自由ってなんだろう? 記憶ってなんだろう? 難解な専門用語に頼らず、日常生活の言葉を使って哲学のギモンに迫る画期的な対話篇。 刊行から30年、哲学入門の大定番として読み継がれてきた名著が完全リニューアル! 【本書の内容】 1 意識と実在 2 他人の心 3 記憶と過去 4 時の流れ 5 経験と知 6 私的体験 7 規範の生成 8 意味の在りか 9 行為と意志 10 自由

バラバラな世界で共に生きる リチャード・ローティの哲学

バラバラな世界で共に生きる リチャード・ローティの哲学

朱喜哲

NHK出版/2026-05-11

1023円

わかり合えない他者を、敵にしないために。 分断が極まり、「正しさ」がSNSでぶつかり合う社会で、私たちは他者といかに語り合えるか。アメリカの哲学者リチャード・ローティは、共通の基盤なき世界でそれでも人が共に生きる可能性を問い続けた。その哲学から、分極化の時代を生きるための知的作法を鮮やかに引き出す。大好評だった『100分de名著 リチャード・ローティ『偶然性・アイロニー・連帯』』テキストを大幅改稿。死後に注目された「予言」や主著以外の発言にも光を当て、その思想の先進性をいま問いなおす。著者初の新書!

天皇への敗北ーシリーズ哲学講話ー(新潮新書)

天皇への敗北ーシリーズ哲学講話ー(新潮新書)

國分功一郎

新潮社/2026-04-17

990円

公布から80年、今こそ日本国憲法を本気で考える。憲法をめぐって紡がれた物語は、国民に浸透しつつも、第二次安倍政権下で危機に直面する。その時、立ちはだかったのは意外な“存在”だったーー。「天皇への敗北」はなぜ起きたのか? その理由を、30年前に物議を醸した「敗戦後論」、昭和の憲法学者と文人の抵抗、戦争責任まで遡って探る。戦後憲法学の試みを近代文学に準え、複雑に絡み合う「天皇・憲法・戦後」の核心に迫る。

完成版〈子ども〉のための哲学

完成版〈子ども〉のための哲学

永井均

講談社/2026-03-18

1056円

なぜ僕は存在するのか? なぜ悪いことをしてはいけないのか? 刊行から30年、世代を超えて読み継がれる名著の完成版! 「哲学は向こう側にあるのではない。哲学史の本の中に「哲学」として登場してくるものは、もう哲学ではない。向こうにある哲学を学ぼうとすれば、哲学した人の残した思想を読んで理解し、共感を感じたり反感を感じたりできるだけだろう。哲学はこちら側にある。自分自身の内奥から哲学をはじめるべきだ」                                          「問いの後に 哲学とは?」より

全てと無 ーー世界の存在をめぐる哲学

全てと無 ーー世界の存在をめぐる哲学

マルクス・ガブリエル/グレアム・プリースト/山口尚

筑摩書房/2025-12-10

1496円

あらゆる対象を丸ごと含む全体としての「世界」なるものは存在しない。存在するのは「意味の場」に現れる何者かだけであるーー新しい実在論を展開するマルクス・ガブリエルと、これを真っ向から退けるグレアム・プリースト。「世界は存在しない」とはどういうことか。当代一の哲学者が、「全て(everything)」と「無(nothing)」をめぐって交わした論考と討議を収めたスリリングなドキュメント。大陸哲学と分析哲学の垣根を越え、現代思想の新地平を切り拓く、最高レベルの知の格闘を目撃せよ。

これからの社会のために哲学ができること〜新道徳実在論とWEターン〜

これからの社会のために哲学ができること〜新道徳実在論とWEターン〜

マルクス・ガブリエル/出口康夫

光文社/2025-11-19

1320円

先の見えない時代にこそ、“われわれ”には哲学が必要だ。今世紀を代表する頭脳であるマルクス・ガブリエルと、彼がいまもっとも共鳴する哲学者・出口康夫による「未来のための哲学」対話。「わたし」一人でできる行為は何一つないと主張し、「われわれ」として生きることを提案する出口の「WEターン」を、ガブリエルの「新道徳実在論」が補完。古今東西の哲学に精通する二人が、普通の“われわれ”が生きる意味を教えてくれる。

サボテンは世界をつくり出す 「緑の哲学者」の知られざる生態

サボテンは世界をつくり出す 「緑の哲学者」の知られざる生態

堀部貴紀

朝日新聞出版/2025-10-10

1045円

サボテンを道先案内人に エキサイティングな知の旅へ、いざ出発! 日本で唯一のサボテン学者である著者が、 その驚異のしくみを解き明かし、 CO2削減など温暖化防止効果や食料の可能性といった、 “地球の救世主”の面もクローズアップする。 さらに、文化・社会・技術・信仰の交差点を行き交う多義性を描出し、生物の存在について思索する。 サボテンのワンダーワールドをあざやかに描く一冊! <目次> 第1章 「センス・オブ・ワンダー」を探して 第2章 サボテンの聖地、メキシコへ 第3章 サボテンの驚異の生態   第4章 サボテンは救世主ーー食料可能性、地球温暖化防止 第5章 サボテンをどう学ぶ?ーー大学研究室から 第6章 人はなぜサボテンに惹かれるのか?

哲学は何ではないのか ーー差異のエチカ

哲学は何ではないのか ーー差異のエチカ

江川隆男

筑摩書房/2025-10-08

1210円

西洋哲学のメインストリームは、古代ギリシアから近現代にいたるまで、基本的に形而上学的な領域に依拠して展開されてきた。しかし、こうした〈フィジック/メタフィジック〉に代表されるようなに古い階層的な哲学的思考、超越主義は、もはや静かに消尽していかなくてはならない。脱ー超越主義としての内在性の哲学が多様に形成され配慮される必要がある。本書からこの哲学の根本と核心をつかみ取ること。反時代的思考をとめるな!

哲学史入門4 正義論、功利主義からケアの倫理まで

哲学史入門4 正義論、功利主義からケアの倫理まで

古田徹也/児玉聡/神島裕子

NHK出版/2025-09-10

1265円

第一人者との問答で流れと主要論点をつかむ、“まったく新しい哲学史入門”再始動! 第4巻のテーマは倫理学! 複雑極まる現代を、私たちはどう生きるべきか。何が正しく、何が許されないことなのか。アリストテレスからはじまり、ベンサム、ミル、カントを経て、ロールズ、ギリガン、マッキンタイア、ヌスバウム、ピーター・シンガーまで、主要な思想家・ジャンルを網羅。特別章では、アナキズムと倫理の深いつながりに迫る。問答形式で哲学を学ぶ面白さを伝える、ありそうでなかった決定版入門シリーズ!

ゆる古代ギリシア哲学入門 クセつよ逸話で学ぶ31人

ゆる古代ギリシア哲学入門 クセつよ逸話で学ぶ31人

ネオ高等遊民

中央公論新社/2025-08-07

1155円

アリストテレスは人をバカにしまくる嫌なヤツだった! おもしろ逸話を入口に、気づけばその哲学者を深く学べてしまう、日本初の哲学YouTuberによる画期的入門書。「逸話とはその哲学者の象徴」という考えをもとに、ソクラテス、プラトンをはじめとする31人の古代ギリシア哲学を案内する。 【目次】 第1章 哲学は逸話から始まった タレスーー「万物の根源は水」がなぜ知を愛する生き方なのか アナクシマンドロスーー無限な自然と子どもたち アナクシメネスーー小馬鹿にされた「空気」の原理 第2章 哲学とは博識になることなのか ピュタゴラスーーなぜ数の探究が生き方を変えるのか クセノパネスーー逆張り放浪冷笑詩人 ヘラクレイトスーー博識は「まやかし」、知は「ただ一つ」 第3章 哲学が真理となった時代 パルメニデスーー「ある」と「ない」の区別で生まれる倫理 ゼノンーーパラドックスと政治闘争の深い関係 メリッソスーー敗軍の将が語る永遠不変の「ある」 第4章 自然探究から生まれた高貴な生き方 エンペドクレスーー神を自認する史上唯一の哲学者 アナクサゴラスーー忘れ去られた生き方の理想 レウキッポスとデモクリトスーー「ないもある」の原子論 第5章 ソフィストたちの跳梁跋扈 プロタゴラスーー人間尺度説の真の恐ろしさ ゴルギアスーー弁論術は最高の人間支配術である ヒッピアスーー自慢話の裏に潜む、誠実な知的生き方 第6章 哲学とは何か、ついに答えが出る! ソクラテスーーお金を受け取らないことが哲学者の生き方か プラトンーー哲人王だけが人類の不幸を止められる アリストテレスーー隙あらば他人を貶す万学の祖 第7章 真正面から生き方を語った哲学 ストア派(ゼノン・クレアンテス・クリュシッポス)ーー「不動心」の真の意味を教えよう  ピュロンとティモンーー懐疑主義はもっとも高潔な生き方である エピクロスーーいかにして苦痛と死を受け入れるか コラム ピュタゴラス派とヘラクレイトス派 コラム キュニコス派  犬の生活と呼ばれた哲学者たち おわりに 哲学との付き合い方

物語化批判の哲学 〈わたしの人生〉を遊びなおすために

物語化批判の哲学 〈わたしの人生〉を遊びなおすために

難波優輝

講談社/2025-07-16

1001円

物語はなぜ苦しいのか?「物語」が過剰に要求される現代社会で、「人生とはかくあるべきだ」という押しつけに抗う。 新進気鋭の美学者による「次世代の哲学」。 【推薦の声、続々!】 〇永井玲衣氏(哲学者・『水中の哲学者たち』『世界の適切な保存』) わたしたちは何のために哲学するのか。 それは、もっと世界に出会うため、もっと広々とした場所に行くため、もっと可能性にめまいをおぼえるためなのかもしれない。難波さんは、考えれば考えるほど、自由になっていくみたいだ。 〇田村正資氏(哲学者・『問いが世界をつくりだす』「あいまいな世界の愛し方」『群像』) ずっと、アイデンティンティを見つけなければと思っていた。 でも、アイデンティティという名の物語に囚われていただけだったのかもしれない。難波さんの本はそんな僕に「世界を見くびるな。そこから出てこい!」と語りかけてくれる。 【抜粋】 清涼飲料水の広告の少女はいつもドラマティックな青春を謳歌しているし、「推し」はファンの期待した筋書きどおりに振る舞うし、就活面接では挫折経験を「美談」として語らねばならない。 私は端的にこう思う。何かがおかしい、と。 人々はあまりにも強い物語の引力に引き寄せられて、もはや物語に支配されつつあるのではないか、と私は危惧し始めた。 だから、私はこれから、物語に対抗したいと思う。何かしらの物語が私たちの幸福を奪うのだとしたら、もはやそんな物語は廃棄されるべきだろう。私はよき物語を愛している。それゆえ、物語を批判したいと思う。愛するということは、支配されるわけでもなく、支配するわけでもなく、独特のバランスのなかで惹かれ合い、反発し合うことなのだと考えている。 第一部の「物語篇」では、物語化の持つ魔力と危うさを論じていく。第二部の「探究篇」では、物語の危険を避け、物語を相対化できるような思考を「遊び」を手がかりに探索していこう。その中で、改めて物語との向き合い方がみえてくるはずだ。 物語化批判、そして、遊びの哲学を始めよう。 【内容紹介】 〇 誤解を生む「自分語り」(第1章 物語批判の哲学) 〇「感情的だ!」という批判をする人こそ、実はもっとも「感情的」(同上) 〇 アイデンティティは服のように「着替えられる」(同上) 〇 人生を「攻略」しようとする人が陥る「視野狭窄」(第2章 ゲーム批判の哲学) 〇 なぜ人は「考察」と「陰謀論」にハマってしまうのか(第3章 パズル批判の哲学) 〇 真のギャンブラーが欲しいのは「お金」ではない(第4章 ギャンブル批判の哲学) 〇 残酷だけど創造的な「おもちゃ的生き方」(第5章 おもちゃ批判の哲学)

「書くこと」の哲学 ことばの再履修

「書くこと」の哲学 ことばの再履修

佐々木敦

講談社/2025-06-18

1155円

読み終えると、なぜか「書ける自分」に変わっている! 37年間、書くことで生きてきた著者が明かす、技術よりも大事な思考と実践。 書くことは考えることーーあなたはなぜ「書けない」のか? 千葉雅也氏、推薦! 「より自由に書くための基礎理論がここにある。  僕も何度も読み返すことになるだろう。  何かを書こうとするすべての人にお薦めする」 <本書の内容> 第一部 「書けなさ」から脱出するためのマインドセット/マインドハック 第一講 日本語を「外国語」として学びなおすこと 第二講 「ことばにできないもの」はどこにあるのか? 第三講 書いてはならない? 第四講 上手な文章、下手な文章 第五講 ことばの多様性 第六講 ロジックとレトリック 第七講 話し言葉と書き言葉 第八講 反射神経について 第九講 スローライティング 第十講 ことばと思考 第二部 書き終えるまで 第十一講 書き始めるまえに 第十二講 書き始めるために 第十三講 書き進めるために 第十四講 書き続けるために 第十五講 書き終えるために 第十六講 書き終えたあとに 補講一 人称について 補講二 外国語について 「書くこと」の倫理について──あとがきを兼ねた補講三

アラン ーー戦争と幸福の哲学

アラン ーー戦争と幸福の哲学

田中祐理子

筑摩書房/2025-06-11

935円

アランは思想の体系化や理論化を嫌い、具体的なものを目の前にして語り、ノートを毎日持ち歩き、プロポ(哲学断片)を綴り続けた。名著『幸福論』を通じて広く親しまれてきた彼の哲学には、二度の世界大戦が影を落としている。戦争の愚劣さを体験するため、自らすすんで従軍し、危険な前線に立ったアラン。その言葉は、暗い現代を生きる私たちに何を投げかけているだろう。生涯と思想の断片をつなぎ、「考えるとは否と言うこと」というアランの声に〈いま〉耳を傾ける、第一級の評伝。

日本群島文明史

日本群島文明史

小倉紀蔵

筑摩書房/2025-06-11

1430円

日本は群島であり、日本文明は群島文明である。大陸文明的な実体系思考よりも群島文明的な非実体系思考が優勢で、そうした世界観から生命は偶発的なものという感覚や共同主観の構造、革新性をもたらす美意識などが展開され、日本文明が創り出されてきたのだ。そうした日本の歴史的動態を描きつつ、日本の群島文明を形成する東アジアの哲学を「通底哲学」として世界哲学の中に置き直し、より深い文明論として展開する。日本の知の歴史を総合的に理解する、著者独自の日本思想大全。

伝授! 哲学の極意

伝授! 哲学の極意

竹田青嗣/苫野一徳

河出書房新社/2025-04-24

990円

戦争や経済格差など、現代社会の様々な難題に直面する今こそ、哲学である。表面的な思考ではなく、問題を根っこから引き抜き解決する哲学の思考法を、師弟による初の対談を通して伝授する。 人気哲学者2人による初の師弟対談! いま、私たちは、かつて経験したことのない問題に直面している。 一見、こたえの見えない問いに対して、 「誰が考えてもそう考えるしかない」こたえを探しだす思考が、「哲学」である。 現代を代表する哲学者の師弟である竹田青嗣と苫野一徳が、 紀元前6世紀のタレスに始まり、現在にいたるまでリレーされてきた、哲学の歴史を振り返りながら、その極意と学び方を伝授する。 哲学は、徹底的に問題を突きつめて考えるための 最強のアート(技術)である。

政治哲学講義 悪さ加減をどう選ぶか

政治哲学講義 悪さ加減をどう選ぶか

松元雅和

中央公論新社/2025-04-22

990円

正しさとは何かを探究してきた政治哲学。向き合う現実の世界は進むも退くも地獄、「よりマシな悪」を選んでなんぼの側面をもつ。 命の重さに違いはあるのか。汚い手段は許されるか。大義のために家族や友情を犠牲にできるか。 本書はサンデルの正義論やトロッコ問題のような思考実験に加え、小説や戯曲の名場面を道しるべに、「正しさ」ではなく「悪さ」というネガから政治哲学へいざなう。混迷の時代に灯火をともす一書。 【目次】 はじめに 正義論に残された問い  作品で読み解く 第1章 「悪さ加減の選択」ーービリー・バッドの運命 1 選択のジレンマ性 ジレンマとは何か  損失の不可避性  損失の不可逆性 2 政治のジレンマ性 政治とは何か  公共の利益  利害の対立 3 マシな悪の倫理 マシな悪とは何か  三つの特徴  行為と結果の組み合わせ 4 まとめーー政治の悲劇性 第2章 国家と個人ーーアンティゴネーとクレオーンの対立 1 偏向的観点と不偏的観点 偏向的観点  不偏的観点 2 不偏的観点と政治 法の下の平等  具体例1 政治腐敗  具体例2 国連活動 3 不偏的観点と個人 インテグリティと政治  国家と個人・再考 4 まとめーークレオーンの苦悩と悲嘆 第3章 多数と少数ーー邸宅の火事でフェヌロンを救う理由 1 数の問題 規範理論1 功利主義  特徴1 総和主義  特徴2 帰結主義 2 総和主義の是非 人格の別個性  権利論  権利は絶対的か 3 帰結主義の是非 規範理論2 義務論  マシな悪の倫理・再考  義務論的制約 4 まとめーーゴドウィンの変化 第4章 無危害と善行ーーハイジャック機を違法に撃墜する 1 トロリーの思考実験 具体例ドイツ航空安全法  「問題」前史 2 消極的義務と積極的義務 義務の対照性  優先テーゼ 3 トロリー問題 「問題」の発見  手段原理  航空安全法判決 4 まとめーー制約をあえて乗り越える 第5章 目的と手段ーーサルトルと「汚れた手」の問題 1 汚れた手という問題 理解1マキァヴェリの場合  理解2 ウォルツァーの場合 2 いつ手は汚れるか 印としての罪悪感  罪の内実 3 いつ手を汚すか 指針1絶対主義  指針2 規則功利主義  指針3 閾値義務論  制度化の問題 4 まとめーーサルトルと現実政治 第6章 自国と世界ーージェリビー夫人の望遠鏡的博愛 1 一般義務と特別義務 不偏的観点・再考  偏向的観点・再考  偏向テーゼ 2 特別義務の理由 理由1道具的議論  理由2 制度的議論  理由3 関係的議論 3 特別義務の限界 不偏テーゼ  消極的義務・再考  積極的義務・再考 4 まとめーー慈悲は家からはじまり…… 第7章 戦争と犠牲ーーローン・サバイバーの葛藤 1 民間人と戦闘員 民間人の保護  戦闘員の保護 2 民間人への付随的損害 二重結果説  民間人か自国民か  具体例 ガザ紛争 3 民間人への意図的加害 個人が陥る緊急事態  国家が陥る緊急事態  偏向的観点・再再考 4 まとめーー戦闘員の信念と部族の決意 第8章 選択と責任ーーカミュが描く「正義の人びと」 1 選択を引き受ける 規範理論3 徳倫理学  インテグリティと政治・再考  心情倫理と責任倫理 2 責任を引き受ける 指針1メルロ=ポンティの場合  指針2 カミュの場合 3 「悪さ加減の選択」と私たち 民主的な汚れた手  責任を政治的に引き受ける  具体例 アルジェリア問題 4 まとめーーサルトル=カミュ論争 終 章 政治哲学の行方 AIと「悪さ加減の選択」  AI時代の政治哲学 あとがき 読書・作品案内 引用・参考文献

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